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身近に潜む副鼻腔炎の種類と症状と原因、対処方について。

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花粉症や風邪の季節、鼻水や鼻づまりでお悩みではなりませんか?

風邪や花粉症などのアレルギー性鼻炎の時のさらさらした透明な鼻水ではなく、ドロッとした黄色い鼻水が出ることはありませんか?

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そんな時は、副鼻腔炎かも知れません。

今回は、身近に潜んでいる副鼻腔炎ついてお伝えします。

目次

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎とは、鼻腔の周りにはいくつもの空洞がありそれを副鼻腔と言います。

よく耳にする蓄膿症は、副鼻腔で慢性的に炎症を起こしている状態です。

初めて副鼻腔炎を発症した方は「風邪が長引いてなかなか治らない」、「アレルギー性鼻炎が治らない」など副鼻腔炎の症状をしっかり理解していないと他の病気と間違いやすく悪化させてしまいます。

症状を悪化させないためにも副鼻腔炎について知っておくことが大切です。

副鼻腔炎になる原因

副鼻腔炎の主な原因は、風邪のウイルスや細菌、アレルギー性鼻炎です。

風邪のウイルスや細菌、アレルギー性鼻炎によって副鼻腔で炎症を起こすと粘膜が腫れ、副鼻腔に溜まった膿などが排出できなくなります。

他にも、歯の治療や抜歯、咽頭扁桃、真菌(カビ)などが原因になることもあります。

副鼻腔炎の種類

副鼻腔炎には急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎があります。

急性副鼻腔炎

風邪などの細菌による感染が原因で起こります。

急性の場合は1ヶ月以内に治ります。

慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎が長引いたり繰り返すことで、3ヶ月以上鼻の辛い症状が続く場合は慢性副鼻腔炎の可能性があります。

慢性副鼻腔炎を別名「蓄膿症」と言います。

好酸球性副鼻腔炎

細菌やウイルスではなく白血球の一種の好酸球が副鼻腔の粘膜に集まることで、慢性副鼻腔炎のような症状を引き起こします。

好酸球性副鼻腔炎の場合は、慢性副鼻腔炎よりも症状が酷く喘息の合併や鼻たけ(ポリープ)がたくさんできます。

鼻たけ(ポリープ)が多い場合は、内視鏡手術で除去する必要があります。

好酸球性副鼻腔炎は再発しやすいので注意が必要です。

副鼻腔炎の主な症状

  • ドロッとした黄色い鼻水が出ます。
  • 鼻や口から悪臭がします。
  • 鼻の粘膜が腫れるため、鼻がつまって呼吸がしづらくなります。
  • 頬・額・鼻の付け根・歯が痛くなります。
  • 鼻がつまると周囲のにおいが分からなくなります。(嗅覚障害)
  • 鼻水が喉に流れ込み、たんが出ます。
  • 副鼻腔炎の症状が辛く、記憶力や集中力が低下してしまいます。

副鼻腔炎を放置すると、呼吸障害や中耳炎、慢性気管支炎、喘息などの病気を引き起こす可能性があります。

ひどい鼻水や鼻詰まりなどがある場合は軽視せず、早めに受診するようにしましょう。

副鼻腔炎の対処方法

副鼻腔炎を治すには、膿を出すことが最も重要です。

市販薬(一般用医薬品)を使用する

副鼻腔炎には漢方薬が有効です。

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の薬(チクナインなど)があり効果的です。

眠くならない処方なので、忙しい方にもお勧めです。

耳鼻科で診察を受ける

内服薬を服用する

原因や症状に合わせてお薬が処方されます。

ネブライザー療法

霧状のお薬を鼻から吸い込むことで、炎症を和らげることができます。

手術 (上顎洞穿刺)

内服薬やネブライザーで症状が改善されない場合は、専用の針で直接鼻内部の洗浄を行います。

内視鏡下鼻内副鼻腔手術

病変を内視鏡を使って切除します。

日常で気をつけること

副鼻腔炎と疑いがある場合に関わらず、鼻水を吸い込むことは避けることが重要です。

鼻水は病原菌を殺菌して外に出す役割をしています。

鼻水を吸い込むことは、病原菌を体内に戻すことになるので、必ず鼻をかんで体外に排出しましょう。

最後に

今回は副鼻腔炎についてお伝えしました。

初期症状では風邪やアレルギー性鼻炎と間違いやすいこともあり、症状が重くなってから耳鼻科に受診する事が少なくありません。

春は花粉が多く飛散するので、花粉症の方は特に注意が必要です。

少しでも疑いがある場合は、かかりつけの耳鼻科での治療をおすすめします。

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