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バラに黒い斑点が出てきた!バラの黒星病の特徴と対処法について。

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ゴージャスな花を楽しませてくれるバラですが、きちんとお世話をしないと病気になってしまいます。

バラが特に掛りやすい病気として、黒星病が挙げられます。

感染力が強く、放っておくと枯れてしまうこともある怖い病気です。

ですが早期発見をしてしっかり対処することで、また元気な花を咲かせてくれますよ。

ここでは、黒星病の特徴と対処法を紹介していきます。

目次

黒星病ってどんな病気なの?

「バラの病気と言えば黒星病」というくらい、バラを育てていると目にする人が多いと思います。

名前の通り、葉っぱに黒い小さな斑点が出来てきます。

そして葉が黄色くなり、落ちていきます。

放っておくとどんどん進行して他の葉も落ちていき、最後には葉っぱが全部無くなります。

そうなると光合成が出来なくなるので、どんどん株の元気がなくなっていきます。

冬になる前だと養分を溜めることが出来なかった株は、寒さに耐えられず枯れてしまったりします。

黒星病の感染力はすごくて、周りにある株にも広がっていきます。

最悪の場合、庭全体に感染してしまうこともあります。

ですからもし黒星病を見つけたら、すぐに対処する必要があるんです。

バラの管理が難しいのは、黒星病に掛りやすいからと言えます。

この病気は、それほど厄介な病気なのです。

逆に言えば、黒星病に対して上手に対処出来れば、バラ栽培は上手くいくでしょう。

黒星病が発生しやすい時期って、いつ?

黒星病には、発生しやすい時期というものがあります。

原因がカビの一種であることから、ジメジメと湿った場所で被害が出やすいです。

雨が多い梅雨の時期などは、発生しやすいので注意が必要です。

台風や秋雨の時期も要注意です。

気候の面から見て、ヨーロッパに比べて日本でのミニバラ栽培は難しいと言えます。

黒星病の見つけ方

感染力が強く、すごいスピードで他の株にも広がってしまう黒星病。

なるべく早く見つけ出し、対処する必要があります。

そのためには、黒星病を見つけるコツを覚えると良いでしょう。

黒星病が発生しやすい場所は、葉が込み合った部分です。

内部までしっかり確認することで、早期発見につながるのです。

外側に見えている葉っぱだけでなく、隠れて見えない部分をしっかり確認しましょう。

見つけたら、まずは葉をむしり取ろう

もし黒星病が見つかったら、黒くなっている葉っぱを葉柄からむしり取ってください。

その周りにある葉っぱも、むしり取ります。

例え黒くなっていなくても、感染している可能性があるので取り除いてください。

落ちている葉っぱも拾って、捨ててしまいましょう。

大半の葉っぱに斑点が見られる場合は、丸坊主にしてしまう手もあります。

ただしこの方法は、9月上旬までにしましょう。

思い切って葉っぱを取り除くというのは、とても重要な作業です。

殺菌剤の使い方について

感染した葉と、その周囲の葉をしっかり取り除いたら、殺菌剤を散布しましょう。

園芸店やホームセンターに行くと、たくさんの殺菌剤が並んでいます。

鉢の数が少なければ、スプレー容器に入っていてすぐに使える商品が便利でしょう。

黒星病に効果があるかどうか、記載されている病名をしっかり確認してから購入します。

散布する部分が広い場合には、薄めて使うタイプがコスパ的にもおすすめです。

散布しても抑えきれない場合は、1週間くらい空けて再度散布してみましょう。

発生初期に効果がある薬剤は、トリホリン乳剤、ベントレート水和剤などです。

芽吹き前にベントレート水和剤を散布して、越冬していた病原菌を防除する方法もあります。

抗菌剤は、同じ種類を使い続けると耐性が出来て効果がなくなります。

薬剤の容器に記載されている回数表を見ると、何回まで使って良いかが書いてあります。

成分の異なる複数の薬剤を2~3種類用意して、ローテーションを組んで使うようにしましょう。

ベニカXファインスプレーやオーソサイド水和剤など、予防に使えるスプレーもあります。

薬を使わない予防方法について

薬を使わない予防法としては、雨に当てないように軒下などで管理すると良いです。

マルチングをして、葉に雨が跳ね返らないようにしても良いでしょう。

黒星病の菌は土の中にいて、泥はねと一緒に葉裏に付着して病気になります。

ですから、マルチングは効果的な予防法となります。

また、水やりの時に葉に水が掛らないようにすることも大切です。

枯れ葉が株元に溜まらないように、掃除をするのも効果的です。

冬に選定をする時、葉っぱを全部取ってしまうのも良いでしょう。

葉っぱが残っていると、そこから黒星病が感染していくからです。

地面に落ちた葉っぱも、しっかり回収します。

スプレーは満遍なく散布しよう

薬剤を用意したら、マスクとゴム手袋を着用して散布を始めます。

葉の表だけではなく、裏側にも散布しましょう。

消毒に適しているのは、気温が低い時間帯です。

朝か夕方が良いでしょう。

ただしその時間帯は、子どもが遊んでいたりペットが散歩しているかも知れません。

人やペットに掛らないように気を付けましょう。

また、近隣に迷惑が掛からないように風が強い日などは控えましょう。

黒星病に強い品種を選ぼう

黒星病に強い品種も存在しています。

初心者さんは、そういった品種を選ぶと安心ですね。

黒星病やウドンコ病に強い品種は、イングリッシュローズに多いです。

強いと言っても、絶対病気にならないわけではないので、やはりチェックは必要です。

最後に

バラが掛かりやすい病気である「黒星病」についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

黒星病は黒点病とも呼ばれていて、葉っぱに黒い斑点が出来るのが特徴です。

やがて葉っぱは黄色くなって落ち、放置していると株全体が丸坊主になってしまいます。

感染力が強くて、周囲の株にも感染が広がっていく厄介な病気なんです。

見つけたら感染した葉だけでなく、その周囲の葉も取り除き、薬剤を散布しましょう。

抗菌剤の使用で気を付けることは、周囲に人やペットがいないかどうか、風で近隣の家に迷惑が掛からないかどうかです。

また、同じ薬剤を使うことで耐性が出来てしまうので、2~3種類をローテーションすると良いでしょう。

効果が長い薬剤もあるので、容器の記載を読んで確認してみましょう。

薬剤を買う時は、必ず黒星病に効果があるものを選んでくださいね。

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