アクアリウムをやっているとよく耳にする、プラインシュリンプという言葉。これは、魚に与える餌となるものです。
高たんぱく低脂肪のプラインシュリンプは、稚魚の餌にもピッタリ。
卵から孵化させるので、少し手間が掛かるのですが魚は大喜びしますよ。
それでは、ブラインシュリンプの孵化のさせ方をご紹介します。
ブラインシュリンプって、何?
まずは、ブラインシュリンプについて簡単にご紹介します。
別名アルテミアとも呼ばれる小型の甲殻類で、世界中の塩水湖に生息しています。
ブラインシュリンプの卵は、長期間保存することが出来るので、熱帯魚などの餌として人気があります。
ショップで売られているのは卵の状態であり、購入後に自分で孵化させなくてはなりません。
孵化には特別な装置は必要なく、誰でも出来るので安心して下さい。
28℃くらいの塩水で、24時間経てば孵化します。
とても栄養価が高く、大きさも小さいですので、稚魚の飼育に大活躍してくれますよ。
ただ、その栄養価は時間が経つと低下してしまいます。
ですから、孵化したらすぐに与える必要があります。
余りそうな場合は冷蔵庫で保存すれば、3日くらい栄養のあるまま保存可能です。
また、冷凍保存しても良いでしょう。
ブラインシュリンプを孵化させる方法
2つの方法がありますが、どちらの方法でもまずは塩水を作ります。
水500mlに10gの塩を溶かしておきましょう。
皿式(少量用)
タッパーなど、平たい容器に塩水を浅く入れたら、ブラインシュリンプの卵を入れます。
水位が低いので、エアレーションの必要なく酸素が行き渡ります。
方法
器に、1cm程度の深さで塩水を入れる。
卵を入れる。
水温をなるべく28℃まで上げる。
ペットボトル式(大量用)
ペットボトルに塩水を入れて、その中で孵化させる方法です。この場合はエアレーションが必要となります。
エアレーションのためにエアポンプやチューブが必要となります。
方法
ペットボトルのキャップに穴を開け、エアレーションのチューブを通しておく。
ペットボトルに八分目まで塩水を入れる。
卵を入れる。
エアレーション開始。チューブが底に当たるようにして、しっかり循環させる。
加温は日光に当てることで可能です。
最後に
熱帯魚や金魚、メダカなど、色々な魚の餌として活躍するブラインシュリンプ。
今回は、ブラインシュリンプを孵化させる方法についてご紹介しました。
私も、以前飼っていたクラゲに与えていたことがありますが、水温を28℃まであげなくても孵化していました。
冬は暖房の利いた部屋に置いたり、ライトの上などに置いて水温を維持していました。
特に難しい事もありませんので、興味がありましたら一度挑戦してみると良いでしょう。