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つるバラってどんなバラ?つるバラの分類とおすすめの品種について。

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たくさん存在するバラの品種のうち、つるのように枝を伸ばしていく品種を「つるバラ」と呼んでいます。

つるバラをフェンスや家の壁などに這わせ、一面バラの花でいっぱいにしている様は、とても豪華なものです。

このように広範囲をバラで覆いたい人には、つるバラがおすすめですよ。

育てやすい品種と難しい品種があるので、初心者さんでしたら育てやすい品種から始めてみましょう。

そこでここでは、つるバラの特徴とおすすめの品種を紹介していきます。

目次

つるバラって、どんなバラなの?

バラは大きく分けると、木立ち性とつる性に分かれます。

自立できる木立ち性に対して、つる性は枝をつるのように伸ばしていくので、まるでつる性植物のようです。

このように枝をよく伸ばすバラの仲間を、まとめて「つるバラ」と呼んでいます。

つるバラは更に、木立ちタイプ、半つるタイプ、つるタイプに分かれます。

フェンスなどに誘引して、広範囲を彩ることが出来ます。

つるバラの枝は、大体1年間で2~6mくらい伸びるそうです。

でもニガウリやアサガオのように、自分で支柱に絡みつくことは出来ません。

伸びた枝は、人間がフェンスなどに誘引してあげる必要があります。

花色は様々で、香りがある品種も存在しています。

つるバラの花期は、大きく分けて2つ

つるバラの花期は、次の2つに分かれています。

一季咲き性

花が咲く時期が、年に1回だけのものです。

咲く季節は、春だったり秋だったり品種によって違っています。

花が咲く回数が少ないので、節があまり出来ずスラッとした雰囲気があります。

また、回数が少ない分、咲いた時の華やかさは見事です。

何度も咲く品種と比べると、誘引しやすいという特徴もあります。

返り咲き性

花がらを摘むことで次の花が咲くことを、返り咲きと言います。

返り咲き性のバラは、年に何度か花を咲かせます。

最初に咲く花が一番豪華で、だんだん花数は減っていきますが、少しずつでも長く楽しめるのは魅力ですね。

ただ、何回も開花するので枝が硬くなりやすいようです。

一季咲き性の品種よりも枝が伸びないので、誘引しにくいかも知れません。

つるバラの3つの系統

つるバラには、クライミング、ランブラー、シュラブの3系統があります。

それぞれ、バラの本などで良く目にする言葉だと思うので、説明していきますね。

クライミングローズ

クライマーとも呼ばれていて、とても種類が多い系統です。

枝がよく伸びて、一番つるバラらしさが楽しめるのではないでしょうか。

四季咲き性のバラからの突然変異で出来た品種と、つるバラとして作られた品種に分かれています。

ランブラーローズ

日本の野バラやテリハノイバラ、ロサ・モスカータなどの、原種を交配させて作られた品種です。

原種の特徴を受け継いでいるので、多くの品種が小輪の房咲き、開花は春のみとなっています。

枝の伸びが良く、花付きがとても良いのが魅力です。

シュラブローズ

つるバラの中で、どの系統にも当てはまらないものの総称です。

色んな品種が集まっているので、枝の伸び方も咲き方も様々です。

つるバラでおすすめの品種について

それでは、つるバラの中からおすすめの品種を紹介していきますね。

アイスバーグ

純白の花をたくさん咲かせる品種で、元々は木立ち性のバラでした。

突然変異でつる性のアイスバーグが誕生し、とても人気を集めています。

枝がしなやかで、トゲが少なめなので誘引しやすいです。

病気に強くて育てやすいこともあり、初めてつるバラを育てるならアイスバーグがおすすめです。

ピエール・ド・ロンサール

大人気のつるバラです。

花色は中心が濃いピンクで、外側に向かって淡い色合いになっています。

アンティークさと可愛らしさが混ざり合った大輪の花は、とても上品な雰囲気を醸し出してくれます。

とにかく、優しいピンクのグラデーションが魅力的で、ずっと見ていたくなる色合いです。

フランソワ・ジュランビル

花付きの良さが素晴らしく、花期にはピンクの壁が出来上がることでしょう。

枝の伸びが旺盛で、赤味のある枝や葉の光沢が美しい品種です。

枝の途中からも、よく枝が出て来ます。

比較的トゲが少ないので誘引しやすく、見応えのある庭を演出してくれることでしょう。

シティオブヨーク

花弁は白ですが、中心が雄蕊の黄色が目立って、可愛らしく元気な印象のバラです。

耐寒性があり、病気にも強いので育てやすい品種です。

誘引もしやすいので、フェンスにたくさん咲かせると豪華ですよ。

香りはあまりありません。

コーネリア

3cmくらいの小さな花が、たくさん咲きます。

淡いピンク色ですが、ほんのりアプリコットも混ざっていて柔らかな色合いです。

半日陰でも枝が伸びるほど、生育が旺盛で育てやすいです。

壁面に誘引すると、一面に咲いて見事でしょう。

香りも良く、人気のある品種です。

フェリシア

控えめだけど地味じゃない、柔らかいピンクの花がとても素敵な品種です。

ロゼット咲きの花からは、フルーティな香りもしてきますよ。

返り咲きで何度も咲いてくれるので、長く花を楽しみたい人におすすめです。

レイニーブルー

藤色のバラで、気品のある花が魅力的です。

優しい色合いなので主張し過ぎず、他の花と合わせやすいでしょう。

房咲きでたくさんの花を付ける品種です。

弱い品種が多い青系のバラにおいて、この品種は強健です。

青バラを育ててみたい初心者さんにもおすすめですよ。

最後に

つるバラについて、分類名や特徴、おすすめの品種を紹介しました。

つるバラは枝を横に伸ばしていくタイプのバラで、フェンスや壁面など広範囲を見事に彩ってくれます。

とても品種が多く、つるバラの中でも更に「クライミング、ランブラー、シュラブ」の3系統に分かれています。

花の色や形、咲き方、花の時期も様々ですし、耐病性も品種によって随分違っています。

今回紹介したのは、初心者さんにもおすすめの育てやすい品種ばかりです。

もし何を育てようか迷ったら、この中から選んでみても良いかも知れません。

そして慣れて来たら、複数の品種を育ててみても楽しいですよ。

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