水槽の苔取り当番として飼育される事が多い、オトシンクルス。
ナマズの仲間で、地味ですがよく見ると可愛らしい顔をしています。
最近では、キレイな模様の入った品種も流通するようになってきました。
そんなオトシンクルスの飼育方法について、まとめてみました。
オトシンクルスには、どんな水が適しているの?
水温は20~28℃が適していますが、25℃前後をキープすることをおすすめします。
水温が低いと、白点病にかかりやすくなります。
冷房やファン、ヒーターを使って、水温調整をしましょう。
水質は、pHが6.0~8.0が適しています。
中性付近の水質で大丈夫なのですが、やや弱酸性を好みます。
水質の変化に弱いので、水槽に入れる時にはしっかりと水合わせをして下さいね。
どんな水槽やフィルターを使えばいいの?
小型の熱帯魚ですから、30cmサイズの水槽でも飼育出来ます。
コケ対策として、活躍してくれることでしょう。
もし60cm以上の大きな水槽で、コケ対策として飼育するのなら、複数匹入れた方が効果がありそうです。
適するフィルターは、水槽の大きさや個体数によって違ってきます。
小型水槽で個体数が少なければ、外がけ式やスポンジフィルターで良いでしょう。
60cm以上の水槽で、たくさんの魚と混泳させるなら、上部式や外部式をおすすめします。
底砂は何が良いの?
水槽の下の方を生活圏とするオトシンクルスにとって、底砂があった方が落ち着いて過ごせるでしょう。
サンゴ以外なら、何でも大丈夫です。
オトシンクルスは臆病な性格なので、隠れ家や水草なども入れてあげてくださいね。
何を食べさせればいいの?
オトシンクルスは水槽のコケを食べてくれますが、食べないコケもあります。
食べるコケ・・・茶ゴケ、緑髭コケ
食べないコケ・・・黒髭コケ、藍藻
コケがあるから大丈夫と思っていたら、餓死してしまったというケースもあります。
ですから、人工飼料に餌付けすることを考えましょう。
プレコやコリドラス用のタブレットを与えれば良いでしょう。
ただ、最初はそれを餌だと認識してくれません。
餌だと分かるまでは、アク抜きした葉物野菜を与えるようにしましょう。
昆布は水を汚さないので、茹でて表面を柔らかくした昆布もおすすめです。
最後に
南米原産のナマズの仲間で、愛嬌たっぷりの顔つきをしているオトシンクルス。
ここでは、オトシンクルスの飼育法をご紹介いたしました。
水温の急変に弱いものの、水質自体の許容範囲は広いので飼育は容易です。
一番の問題はエサの事でしょう。
コケ対策として導入される事が多いオトシンクルスですが、水槽内のコケが無くなったら餓死してしまいます。
少しずつ人工飼料に慣れさせていくか、茹でた昆布を与えるなどして、餓死させないように気をつけましょう。
コメント