ここ数年、ペットとしての人気が高まっているカメレオンは、女性からの注目も集めているようです。
カメレオンは決して飼育が簡単な動物ではありませんが、他に爬虫類を飼育した経験がある人などは、挑戦してみたくなる動物の一つです。
そんなカメレオン、気をつけて飼育していても病気になる事はあります。
いつもと違う様子が見られたら、動物病院に連れて行くことをおすすめします。
今回は、カメレオンがかかりやすい病気の代表的なものをご紹介いたします。
呼吸器系の病気
カメレオンに多い病気として、呼吸器感染症があります。
症状としては、呼吸が乱れていたり鼻が詰まっている様子が見られたり、口の中に泡がある場合もあります。
目から鼻の辺りに炎症が起こるため、放置していると失明する可能性もあるので怖い病気です。
口の中に炎症が起こると、食事が出来なくなるので衰弱して死んでしまいます。
脱水症状
これは病気と言うよりも症状なのですが、カメレオンは脱水症状に陥りやすいと言えます。
見た目で判断するには、目を見ると良いでしょう。
脱水症状になっているカメレオンは、目が窪んでいるように見えます。
また、体重も急激に減少するため、突然痩せてしまったりします。
脱水症状が見られたら、早急な対処が必要となります。
軽い脱水症状であれば、すぐに水分補給をしましょう。
人間用の電解質飲料でもOK。その場合は4倍くらいに薄めて1日2回程度与えましょう。
与えすぎると下痢になり、脱水が進んでしまいます。
くる病
カルシウムが不足する事で、骨に起こる病気です。
足を上手く動かせなくなり、枝から落ちるようになります。動きもぎこちなくなります。
日ごろの食事の栄養バランスが大切で、カルシウム剤を利用することをおすすめします。
日光浴も大切ですが、難しい場合は紫外線ライトを使いましょう。
予防していれば、くる病になることはありません。
マウスロット
口内で細菌感染が起こると発症する病気で、命に係わる大変恐ろしいものです。
喧嘩による傷や、コオロギを食べた時に出来た傷などから感染するようです。
口の端に膿が溜まる症状が見られたら、動物病院へ連れて行きましょう。
抗生剤の投与をしなくてはなりません。
目にも炎症が広がれば、失明の恐れもありますので急ぎましょう。
最後に
カメレオンが掛りやすい病気について、その症状を書きましたが参考になったでしょうか?
今回ご紹介した症状は、どれも放置していてはいけないものばかりです。
失明したり命の危険まであるものばかりですから、思い当たる症状があったらすぐに獣医さんに診察してもらってくださいね。
爬虫類を診察してくれる動物病院は限られています。
飼育を始める時に、カメレオンを診て貰える病院を探しておきましょう。