トカゲをペットにする人が増えて来ていて、ショップでもたくさんの種類を見かけるようになりました。
手軽に飼育出来る小型のトカゲから、特注のケースが必要な大型のトカゲまで様々です。
今回紹介するオオトカゲは、体長が1mを超えるような大型のトカゲを指します。
体は大きいけど意外と大人しい種類もあり、人に慣れてハンドリングが出来たりもします。
それではオオトカゲについて、ペットとして人気の種類と特徴を紹介していきます。
オオトカゲの仲間って、どんなトカゲなの?
オオトカゲとは、爬虫類有鱗目オオトカゲ科に分類される、大型のトカゲを指します。
体長が3mを超える種類もあります。
爬虫類が好きな人の間では、オオトカゲのことを「モニター」と呼んでいます。
オオトカゲが木の上から敵や獲物をジッと見張る様子から、監視者という意味の「モニター」と呼ぶようになったそうです。
オオトカゲは、東南アジアやアフリカ、オーストラリアなど、気温が高い地域に生息しています。
運動量が多い生き物で、砂漠を走り回る種類もあれば、木登りをしたり、泳ぎが得意な種類もあります。
顎の力が強いのも特徴なので、飼育する際には噛まれないように注意が必要です。
体は大きいですが、性格は臆病です。
ですが縄張り意識は強くて、侵入者には威嚇や攻撃をして撃退します。
ペットとして慣れる種類もありますが、それでもベビーの頃から飼育していないと難しいかも知れません。
オオトカゲにはたくさんの種類がありますが、今回はその中からペットとして飼い易い種類についてまとめてみました。
サバンナモニター
体長90~120cm、寿命10年
アフリカに生息しているオオトカゲです。
成長速度が早くて、あっという間に大きな体になります。
野生では120cmくらいまで育ちますが、飼育下だと100cm前後の場合が多いようです。
また寿命も、野生では10年くらいですが飼育下だと7年くらいの場合も多いようです。
サバンナモニターは、性格が大人しくて可愛らしい顔つきをしていて、ペットとして人気が高いです。
また、体色のバリエーションが豊富でコレクション性が高いのも、魅力の一つでしょう。
ナイルモニター(ナイルオオトカゲ)
体長150~200cm、寿命15年
アフリカに生息しているオオトカゲで、スラッとした体形や美しい模様が人気です。
よく流通している種類なので、ショップで入手しやすいのも魅力ですね。
黄色い模様は、発色の良い個体だと数十万円する場合もあります。
ナイルモニターは気性が荒いので、触れ合いを求める人にはおすすめ出来ません。
飼うとしたら大きなケージを用意して、観賞メインとなることでしょう。
ミズオオトカゲ
体長150~200cm、寿命15年
東南アジアに分布しているオオトカゲで、サルバトールモニターとも呼ばれています。
水辺を好んで生息しているので、この名前が付けられました。
泳ぎが得意で水中が大好きなので、飼育する際には水用の大きい容器が必要になります。
体の大きさが2mを超えることも珍しくなく、3mを超えた個体も報告されています。
生後1年半くらいで、体長1m以上に成長します。
寿命も長く、25年生きた個体もいたそうです。
ミズオオトカゲは、タイやバンコクでは公園に現れたりもして、人間との距離が近いです。
基本的に臆病な性格ですが、街中にいる個体は人間に慣れていて襲ってくることはないようです。
マングローブオオトカゲ
体長90~130cm、寿命15年
インドネシアに生息しているオオトカゲです。
こちらもとても美しい模様が入っていて、観賞価値の高い種類です。
水辺を好むので、体がスッポリはいるくらいの大きな水入れが必要となります。
攻撃性が少ないのでペットにしやすいですが、臆病なので触られることが苦手です。
コガネオオトカゲ
体長90~130cm、寿命15年
インドネシアに生息するオオトカゲで、イエローヘッドモニターとも呼ばれています。
黄色の体に黒い模様が入り、見た目がとても美しい種類です。
オオトカゲの中では人に懐きやすいので、ペットとして人気が高いです。
体長もそれほど大きくならず、体が丈夫で育てやすいので、オオトカゲの入門種としておすすめです。
オオトカゲの飼育ポイント
オオトカゲを飼育する際のポイントについて、簡単にまとめてみました。
大きなケージを用意する
大型のトカゲですから、体長によっては特注サイズの大きなケージが必要になる場合もあります。
ただし小さい内から広いケージで飼育すると、人に慣れにくくなります。
体長が50cmくらいまでは市販サイズのケージで飼育して、人に慣らしておきましょう。
大きなケージを用意せず、6畳くらいの部屋をオオトカゲ用として使っている人も少なくありません。
温湿度管理をしっかりと!
種類によって適切な温度や湿度が違いますが、大体25~28℃をキープしなくてはいけません。
温湿度計を設置して、こまめに確認すると良いでしょう。
エサは、昆虫から生肉へ
種類によって好む食べ物が違いますが、大体の場合、小さい内はコオロギなどの昆虫類を与え、成長と共に段々と生肉を与えるようにしていきます。
子どもの頃は食べたいだけ食べさせますが、大人になったら週に2回で十分です。
入手困難な種類は即売会で
オオトカゲはネット通販されておらず、普通のペットショップで見かけることも少ないです。
探すとしたら、爬虫類専門店が良いでしょう。
また、各地で行われているペット即売会などのイベントをチェックしてみるのも良いですよ。
珍しい動物が集まるので、欲しい種類が見つかるかも知れません。
最後に
オオトカゲの中からペットとして人気のある種類を紹介しましたが、いかがでしたか?
オオトカゲというのは大型のトカゲの総称で、たくさんの種類が存在しています。
中には体長が3m以上になる種類もあり、迫力満点で存在感抜群です。
飼育スペースを確保するのが大変な人は、100cm前後の種類を選ぶと良いでしょう。
オオトカゲの性格は、基本的に大人しくて臆病です。
そのため、種類によっては攻撃的だったり、触られるのを嫌ったりします。
今回紹介した中にも、そういった種類があります。
観賞目的なのか、ハンドリングを楽しみたいのか、自分が何を求めているかによって種類が決まってくると思います。
くれぐれもケガに注意し、楽しいトカゲライフを送ってくださいね。
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