「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、長生きの象徴とされているカメ。
実際に万年生きるわけではないですが、他の爬虫類に比べて長寿なのは確かのようです。
それでは一体どれくらい長生きするのでしょうか?
また、長生きなのには何か秘密があるのでしょうか?
ここでは、カメの寿命についてお話をしていきます。
長生きをしたカメたちの紹介
世界には、とても長生きをしたカメがたくさんいます。
記録に残っている中から、いくつかご紹介しましょう。
セーシェルセマルゾウガメのジョナサン (184歳)
セントヘレナ島で今も生きているのが、セーシェルセマルゾウガメのジョナサン。
推定184歳だそうです!
きちんと年齢を確認できている動物の中では、世界最高齢と言われています。
ホウシャガメのトゥイ・マリラ (188歳以上)
18世紀に、探検家のジェームズクックにより、トンガ王室へ献上されたカメだそうです。
ギネス認定もされているんですよ。
アルダブラゾウガメのアドワイチャ (250歳以上)
2008年に死亡したカメで、正確な記録が無いですが250年以上生きたと言われています。
平均寿命が150年ですから、元々長生きする種のようです。
ガラパゴスゾウガメのハリエット (175歳)
2006年まで生きたハリエットは、進化論のチャールズ・ダーウィンがガラパゴス諸島で捕獲したカメだと言われています。
ですが遺伝子を確認したところ、その可能性は低いという事が分かりました。
ゾウガメのアラバ (344歳)
専門家から疑問視されていますが、2019年10月にアフリカ最高齢のカメであるアラバが、推定344歳で死亡しました。
正確な記録が残っていないのは、あまりにも長生きするためなんでしょうね。
本当にすごいと思います。
どうしてカメは長生きするの?
色々な説があります。
一つは、カメの細胞の代謝は遅いサイクルでされており、ゆっくりと成長するというものです。
そして冬眠や夏眠をするため、体力が温存出来ているのだと言うのです。
動物の体は、酸素によって栄養素をエネルギーに変えます。
その時に体が酸化して老化していきます。
カメの場合、極力エネルギーを使わないようにしているので、酸化(老化)するのも遅いというわけです。
またカメは、水中にもぐる時に心拍数や呼吸を減らすそうです。
出来るだけ省エネをすることが、長生きにつながっているのかも知れませんね。
最後に
カメの寿命に付いてお話をしましたが、いかがでしたか?
カメが万年生きた例はないですが、人間より長く生きているのは確かです。
勿論カメの種類によって平均寿命も違ってきますし、個体差もあります。
私もカメを飼っていますが、そのゆったりとした暮らしぶりは見ていて癒されます。
カメがペットとして人気なのも、納得出来る気がします。
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