ピラニアって、「噛みつく」とか「恐ろしい」というイメージが強いですよね。
でも、実際に人間を襲うことって、殆どありません。
ピラニアはペットとして人気があり、愛好家も多いんですよ。
ここでは、ピラニアの特徴と飼育する際のポイントについてお話をしていきます。
ピラニアってどんな魚なの?
カラシン目セルラサルムス科に分類される、肉食淡水魚です。
比較的飼育しやすいピラニア・ナッテリーの他に、ピラニア・ブラックやピラニア・ピラヤなど、たくさんの種類が存在しています。
主な生息地は、熱帯地方の南米アマゾン川です。
ピラニアの名前の由来はトゥピ語で、「歯がある魚」という意味です。
ちょっと怖い容姿をしているので、凶暴な魚というイメージを持ってしまいがちです。
実際には、とても神経質で臆病な性格をしているんですよ。
ですから、滅多に人間を襲うことはありません。
食べる獲物も、小型の魚や川に落ちた小動物などです。
死んですぐの動物や、死にかけた動物も食べます。
臆病なピラニアですが、血の匂いと水面をたたく音には敏感です。
この2つに反応すると興奮状態になり、群れで襲い掛かってきます。
ですから人間でも、出血した状態ですと襲われる危険があります。
飼育のポイントについて
水槽のサイズ
殆どの場合、60~90cmサイズを用意すればOKでしょう。
ただし、ジャンボ・イエローピラニアなどの大型種は120cmサイズを用意しましょう。
水槽を選ぶ時には、大人になった時の大きさを、きちんと確認する必要があります。
飼育する水について
水質にはうるさくありませんが、酸性やアルカリ性に極端に偏らないようにしましょう。
水は、週に1度交換します。
もし水が汚れていたら、もっと早く掃除しても構いません。
常に清潔にしておきましょう。
水温は、アマゾン川と同じように26~28度をキープしましょう。
ヒーターを使う時、コードにはカバーをして下さい。
ピラニアが齧ってしまいます。
混泳には向かない
ピラニアは混泳には向いていません。
ピラニア・ナッテリーという種類だけは混泳可能と言われていますが、あまりおすすめしません。
エサ
動物性のものなら、何でもOKです。
人工飼料は食いつきが悪いですが、慣れさせると飼育が楽になりますよ。
冷凍アカムシなどを混ぜると食べてくれるでしょう。
もし慣れてくれなければ、メダカなどの生餌を与えます。
ピラニアの寿命はどれくらい?
ピラニアの寿命は、結構長いんですよ。
適切な環境で飼育していれば、15年くらい生きることもあるそうです。
最後に
獰猛なイメージのピラニアについて、特徴と飼育のポイントをお話しました。
ピラニアは基本的に、神経質で臆病な性格です。
大抵、小さな魚や瀕死の動物などを食べています。
ただ、血の匂いと水面を叩く音には敏感に反応するので、注意が必要です。
長生きする魚なので、最後まで面倒をみれるか、よく考えてから飼育を始めましょう。
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