日本の草むらには、たくさんの種類のバッタが生息しています。
頭のとんがった、ショウリョウバッタは子供に人気で有名ですよね。
トノサマバッタもかっこ良く、子供の頃に網を片手に草むらを走り回った人も多いことでしょう。
今回は、日本に生息するバッタの中から、特によく見かける種類を紹介いたします。
トノサマバッタ
体長・・・オス40mm、雌60mm
草原、河川敷に生息。
茶色や緑色をしていて、大きな頭が特徴的です。
トノサマバッタの中には、集団で移動するものもいます。
すると、その集団が通った後は、大量の草が食べつくされてしまいます。
ショウリョウバッタ
体長・・・オス50mm、メス90mm
頭がとんがって、細長い顔をしているのがショウリョウバッタです。
公園などにもよくいるので、トノサマバッタよりも多く見かけるかも知れませんね。
飛ぶ時に、「キチキチ」と音を出します。
ツチイナゴ
体長・・・オス50mm、メス60mm
茶色い体に、美しい模様が入っています。
普通、バッタはイネ科の植物を好んで食べます。
それに対してツチイナゴは、クズなどを食べています。
そしてなんと、成虫の姿で越冬することもあるそうです。
オンブバッタ
体長・・・オス25mm、メス40mm
大きいバッタの上に、小さなバッタが乗っている様子を見たことがあると思います。
それがオンブバッタで、ショウリョウバッタを小さくしたような姿をしています。
体が大きい方がメスで、小さい方がオスです。
イネ科の植物だけでなく、シソを食べたりもします。
コバネイナゴ
体長・・・オス30mm、メス40mm
田んぼに行くと、よく見かけるバッタがコバネイナゴです。
お腹が緑で、背中が茶色っぽいです。
イネを食べてしまうので、農家には嫌われています。
イボバッタ
体長・・・オス20mm、メス30mm
背中にイボが2つあるので、この名前がつきました。
灰色の体で、草が生えていない場所に住んでいます。
クルマバッタ
体長・・・オス40mm、メス55mm
トノサマバッタと似ていますが、後ろの翅に模様があるのが、クルマバッタです。
トノサマバッタの場合は、透明です。
飛んだ時に、「ブルーン」という音がするのが特徴です。
最後に
日本に生息するバッタの内、特によく目にするものを集めてみました。
ショウリョウバッタやトノサマバッタは有名ですが、他のバッタもきっとどこかで見たことがあると思います。
子どもでも間単に捕まえられるので、飼育した経験がある人も多いことでしょう。
どこにでもいる種類もあれば、絶滅危惧種になってしまった種類もあります。
草むらでバッタが跳ねる風景を、これからの子ども達にも残してあげたいですね。
コメント