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コオロギを飼ってみよう!コオロギの種類や飼育・繁殖の方法について。

ミツカドコオロギ
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秋の虫の代表とも言えるコオロギは、コロコロとした綺麗な鳴き声が魅力的ですよね。

家庭でも気軽に飼育をすることが出来るので、子どもの頃に育てたという人も多いのではないでしょうか?

ペットとしてだけでなく、爬虫類のエサとして飼育したい人もいると思います。

お世話の仕方は難しくはないですが、それでも気を付けるポイントを押さえていないと死んでしまうことがあります。

上手に育てれば繁殖も可能なので、是非今回の記事を参考に挑戦してみてくださいね。

コオロギにはいくつかの種類が存在しています。

今回は飼育方法と併せて、種類についても紹介していきますね。

目次

コオロギって、どんな虫なの?

バッタ目キリギリス亜科コオロギ科に分類される昆虫です。

北海道から九州まで、広い範囲に生息しています。

田んぼや河原、草むらなどで見かけることが出来るでしょう。

ミツカドコオロギ

秋の虫と言われていますが、実は真夏でも活動をしています。

夜行性の昆虫で、暗くなると翅をこすり合わせて音を出します。

体の色は暗褐色で、体長は4cmくらいです。

脚には全体的にトゲが生えていて、付け根が太くかなり目立っているのが特徴です。

コオロギには翅があるものの、空を飛ぶことは出来ません。

この翅は音を出すために使われていて、移動する時はピョンピョン跳んでいます。

コオロギには、どんな種類があるの?

コオロギにはたくさんの種類が存在しています。

代表的な種類をいくつか挙げてみますね。

  • エンマコオロギ
  • タイワンエンマコオロギ
  • ツヅレサセコオロギ
  • コマコオロギ
  • ミツカドコオロギ
  • ハラオカメコオロギ
  • モリオカメコオロギ
  • ハネナシコオロギ
  • カマドコオロギ

などです。

分類の仕方によっては、スズムシ科やケラ科、マツムシ科の仲間とされることもあります。

日本では古い時代に、鳴く虫の総称として「コオロギ」という呼び方を使っていたようです。

今でもカマドウマなどもコオロギの仲間とされることがあるのは、その名残りかも知れません。

コオロギは種類によって鳴き声が違っています。

童謡「虫の声」に登場するコオロギは、カマドコオロギだそうです。

有名なエンマコオギは「コロコロリー」と鳴きますが、ツヅレサセコオロギのように「リーリーリー」と鳴くコオロギもいます。

ちなみに、鳴き声を出すのはオスだけです。

鳴くのは求愛行動であり、メスに自分をアピールしているのです。

また、縄張りやメスを巡る争いの時にも、鳴き声を出します。

その時には短く攻撃的な鳴き方をしています。

ペットとしてよく飼育されているのは、日本に生息しているエンマコオロギです。

乾燥に強く地上で生活するタイプなので、飼育しやすいです。

餌用として飼育されているのは、ヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギなどです。

どちらも成長スピードが早いのが特徴です。

コオロギを飼育する時、必要な道具って何?

コオロギ飼育には、高価な道具は必要ありません。

100均やホームセンターなどで安い物を選んで来たり、家にある容器なども使うことが出来ます。

飼育ケース

飼育スペースに合わせて、ケースのサイズを決めましょう。

プラスチックのケースや衣装ケースを使う人が多いです。

どれくらい飼育するのか、繁殖させるかどうか、通気性や深さなどを確認しながら選びましょう。

過密状態になると、共食いを始めてしまうので気を付けて下さいね。

雄は縄張り争いもするので、容器の大きさはよく考えておきましょう。

また、通気性もとても大切です。

ケース内にアンモニアが充満すると、コオロギが中毒を起こしてしまいます。

衣装ケースの場合、蓋にたくさん穴を開けるか、バーベキュー用の網に網戸の網を縫い付けて代用しても良いでしょう。

ケースの素材は、ガラスかプラスチックのようにツルツルしたものが、脱走されにくいのでおすすめです。

床材

ケースの底には、出来れば床材を敷いてあげましょう。

床材が無くても死ぬことはありませんが、足場をしっかりさせてあげるとコオロギが落ち着いて過ごせます。

床材の隙間に身を隠して安心することも出来るでしょう。

新聞紙を細かくちぎったり、ティッシュペーパーやキッチンペーパー、赤玉土などでも良いでしょう。

繁殖をさせたいなら、卵を産ませるために土を用意すると良いでしょう。

隠れ家

床材に隠れることも出来ますが、ちゃんとした隠れ家を用意してあげると良いでしょう。

トイレットペーパーやラップの芯、紙の卵パックなど、身近なもので大丈夫です。

エサ

雑食なので何でも食べてくれます。

キャベツの芯など、料理で使えない部分を与えても良いでしょう。

熱帯魚の餌やドッグフードなども食べますよ。

生ものを与えた時には、食べ残しのチェックをこまめにしましょう。

暑い時期だと、腐ったりカビが生えやすいです。

水入れ

水を入れる容器を用意しましょう。

小皿に入れる場合は、コオロギが溺れないように浅めのお皿を用意します。

水を含ませた脱脂綿を入れても良いですよ。

コオロギ用の給水タンクを買うのもおすすめです。

繁殖のポイント

コオロギの繁殖は、初心者さんでも間単に出来ますよ。

それでは、そのポイントを紹介していきますね。

産卵する場所

コオロギが産卵する場所を設けます。

コオロギは湿った土に卵を産むので、同じような環境を作ってあげましょう。

浅めのタッパーなどに赤玉土(小粒)を敷いて、霧吹きで湿らせたものを用意します。

コオロギの産卵管が刺さるくらいの深さが必要なので、3cmくらい土を敷きましょう。

ティッシュペーパーで代用することも出来ます。

産卵後は、10日くらいで孵化が始まります。

遅いと1ヵ月掛かる場合もあるので、気長に待ちましょう。

その間、産卵床は絶対に乾かさないようにします。

赤ちゃんのうちはエサ場に辿り着きやすいように、小さめのケースで飼育しても良いでしょう。

大人よりも乾燥に弱いので、水分不足に気を付けてください。

水分が多い野菜を細かくして与えても良いでしょう。

最後に

コオロギの飼育について紹介しましたが、いかがでしたか?

秋を代表する虫であるコオロギは、昔から日本人に愛されてきました。

ずんぐりした体付きが可愛らしく、鳴き声もきれいですよね。

適切に飼育していればどんどん増えていくので、エサ用に育てている人も多いです。

ただ、間違った育て方をしているとあっという間に全滅することもあります。

特に過密飼育による共食いには気を付けましょう。

身近な道具で気軽に飼育出来るうえに、丈夫で繁殖も簡単なので、お子さんと一緒に育てて見るのもおすすめですよ。

ミツカドコオロギ

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