超大型犬であるグレート・デーンは、見た目とは裏腹にとても優しい性格をしています。
そのことから、優しい巨人と呼ばれ多くの人に愛され続けてきました。
長い四肢を持ち、バランスのとれた美しいシルエットも魅力的です。
ギネス記録に登録されたこともある程、大きな体をしたグレート・デーンについて、特徴や性格をまとめてみました。
グレート・デーンの歴史
ドイツ原産のグレート・デーンは、ドイツでは「ドイチェン・ドッゲ」と呼ばれています。
17世紀に、ドイツの土着犬とマスティフの交配によって誕生したと言われています。
当時は、猟犬や軍用犬として活躍していました。
1880年になると、グレート・デーンのスタンダードが正式に定められました。
アメリカでも人気が高まり、飼育数がどんどん増えていきました。
日本には明治時代に入って来たと言われていますが、確かなことは分かりません。
グレート・デーンの体の特徴は?
体重・・・45~55kg、体高・・・70~80cm
体長と体高が、大体同じくらいが理想的な体形とされています。
頭は大きく、口は上顎が少し前に付き出しています(シザーズバイト)。
大きな垂れ耳も特徴です。
全ての犬の中で最も体高が高く、ギネスブックにも載ったほどです。
被毛は短く、抜け毛が少ないです。
毛色は、ブラック、ブルー、フォーン、プリンドル、ハールクインが認められています。
これ以外の毛色は、繁殖に利用出来ないことになっています。
グレート・デーンの性格は?
優しい巨人とも言われるグレート・デーンは、とても温和で穏やかな性格をしています。
家族以外の人や動物にフレンドリーに接することが出来ます。
辛抱強い性格なので、小さな子供がいる家庭でも飼育出来ます。
飼い主に対しての服従心も強いです。
グレート・デーンの飼育の注意点
グレート・デーンは甘えん坊ですので、室内飼育で家族の傍においてあげてくださいね。
体が大きいので、十分に動き回れるスペースを確保しましょう。
子犬の頃は、激しい運動は控えた方が良いでしょう。
無理な運動は、関節を傷める危険があります。散歩は1日2回(1回1時間)が理想です。
大人になったら、1回の散歩を2時間にしましょう。
体が大きく力持ちですので、成犬になるまでに十分なトレーニングをする必要があります。
飼い主の指示に従うようにしておきましょう。
最後に
優しい巨人「グレート・デーン」について、その歴史や特徴、性格をご紹介いたしました。
日本では室内に広いスペースを確保するのが難しいこともあり、あまり見かける事がないかも知れません。
ですが、穏やかな性格と美しい体型は世界中の人に愛されています。
大型犬ですので運動量は多く、散歩の時間をきちんと取れる家庭でないと飼育は出来ません。
また、訓練もしっかりする必要があります。
飼育を考えている場合は、その辺りをしっかり検討してから決めましょう。
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