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いだてん~東京オリムピック噺~ 第25回「時代は変わる」のあらすじとネタバレと感想。

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第24回、関東大震災で被害を受け、四三(中村勘九郎さん)は熊本に帰ります。

しかし、幾江(大竹しのぶさん)の言葉に心を動かされ、復興支援のために東京に戻り、物資を背負って東京中を駆け巡りました。

行方不明のシマ(杉咲花さん)を増野(柄本佑さん)たちが必死に探しますが、とうとう見つかりません…。

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嘉納(役所広司さん)の提案により、神宮スタジアムで復興運動会が開かれ、被災者は元気を取り戻します。

いだてんは走って走って走り続け、人々を笑顔にしたのです。これにて第一部完となりました。

前回の第24回「種まく人」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第25回「時代は変わる」のあらすじと感想です。

目次

河童のまーちゃん

四三は引退し、オリンピック予選会で教え子の伴走をします。しかし1位でゴールしてしまい、まさかの3度目のオリンピック出場となったのです。

いよいよ第2部スタート。四三がパリ大会に向けて猛練習を開始した頃、東京帝都大学(今の東大)を卒業した河童のまーちゃんこと田畑政治(阿部サダヲさん)が、朝日新聞社の面接を受けます。政治は口述試験で、クロールと片板手一重伸の勝負や、温水プールの必要性を熱く語りました。早口でまくしたて息継ぎを忘れ、水を飲めば吹き出す…ナレーションの志ん生(ビートたけしさん)は「なんともせわしない主人公で、金栗さんとだいぶ違いますが、頑張ってついてきてください」と、一言。

社長(山路和弘さん)に「もう一度聞くが、希望は政治部でいいのかね?」と聞かれ、「はい。でも水泳は続けますよ、日本を世界レベルにするまでは」と言い切り、社長と緒方(リリー・フランキーさん)を驚かせます。社長の「まあ~顔がいいから採ってやるか。ハハハ…」という鶴の一声で、合格となりました。

政治部に配属され、立憲政友会の担当になります。しかし仕事そっちのけで、運動部のオリンピック記事で、陸上の扱いが大きいことに文句をつけました。すると陸上出身の校閲部・河野(桐谷健太さん)が「当然だろ、陸上のほうが水泳より上なんだから」と応戦。その後、2人は事あるごとに対立するのです

水連の独立

パリ大会が終了し、報告会が行なわれます。四三は32km地点で意識を失い、棄権しました。「ばってん、破れて悔い無し。幸せな選手人生でした」と、いよいよ本当に引退です。記者席の政治は「大きな声で読み上げたわりには、大した記録じゃないよ!」とやじを飛ばしました。そして水泳の報告は結果のみ発表と言われ、政治は「おい、体協!もう我慢ならん!体協の陸上びいきは目に余るものがある!」と逆上。水泳は高石勝男選手(斎藤工さん)が4位、野田一雄選手(三浦貴大さん) がリレーで5位と好成績だったのです。

政治は「トップを出せ!嘉納治五郎名誉会長の引責辞任を求める!」と、騒ぎ立てます。嘉納がこっそり「彼は口がいだてんだね」と笑うと、政治は「何がおかしい!」と掴みかかりました。嘉納はその手を持ってあっというまに背負投げをきめます。政治は「やい、じじい!嘉納治五郎に伝えろ!水泳は体協から独立する!援助も受けん代わりに、指図も受けんとな!」とタンカを切りました。横にいた四三が「こちらが嘉納先生ばい!こんバカもんが!」と怒鳴り、政治は驚いて腰を抜かします。嘉納は「好きにしたまえ」と、独立を認めました。

政治は「水連」と書かれた看板を抱えて、東京帝国大学水泳部の部室にやってきました。ここが水連の本拠地となります。部室には水泳部のコーチ・松澤一鶴(皆川猿時さん)と、選手の高石と野田がいました。政治は記者の仕事そっちのけで「これからは選手選考も自分たちでやるぞ!」と気合いを入れます。しかし夏以外はプールが使えず、4人はもんもんと過ごしていました。ある日、部室で地下への入り口を発見。臭い臭いと言いながら降りると、工学部の船舶実験用の大きな水槽がありました。政治は「何mあるかな?」と、夢の室内プールに興奮します。

あと2年、行き急ぐ政治

仕事のできない政治でしたが、上司には可愛がられていました。緒方は政治を連れて、日本橋にある場末のバー『ローズ』に入ります。緒方はかつて、たまたま入ったこのバーで枢密院の大物・三浦梧楼と知り合い、新年号『大正』のスクープをものにしたのです。

その年末、政治はスクープを期待してローズにやってきました。するとママ(薬師丸ひろ子さん)が言う通り、コースターにどこかの記者が書いた『光文』という筆跡が残っていたのです。政治は特ダネだと喜びますが、占い好きなママが政治の手相を見て「30で死ぬとでています」と言います。深夜店を出ると、街頭ラジオから大正天皇崩御の放送が流れてきました。しかしショックを受けた政治は「30…あと2年しかないじゃんねぇー…」と、自分のことで頭がいっぱいです。

フラフラしながら新聞社に戻ると、新元号をすっかり忘れていました。そのうち日日新聞社が新元号は光文という号外を出したと知らせが入ります。皆慌てますが、緒方は「どのみち1着は逃した。うちは正確さで勝負しよう」と、正式発表を待つよう指示。この判断は吉で、光文は誤報、新元号は昭和だったのです。

オリンピック特別予算

アムステルダムオリンピックへの招待状が届き、政治が招待状を持って水泳部の部室にくると、あの実験用水槽が室内プールに変身していました。医療棟のスチームを引き込み、冬でも入れる温水プールが完成したのです。部員は皆、大喜びで泳ぎます。

水連と陸連は参加人数の追加を体協に申し入れますが、会長の岸(岩松了さん)は「だったら金も自分で集めてきたらどうだ!」と、皮肉を言います。政治は「上等だ、バカ野郎め!」と帽子を投げつけ、その足で高橋是清の家に行きました。

国から渡航費の支援を得られず、体協理事たちはため息をついていました。そのとき政治が大きな風呂敷包みを持って事務室に入ってきます。火焔太鼓のセリフ「座り小便してバカになんなよ」と言って、「国から水連に補助金が出たんですよ」「ただちょっともらいすぎちゃったので、おすそ分けに来ました」「水連と陸連で、6:4でどうです?」と風呂敷を抜き取ると、札束が机に広がります。それとかぶって孝蔵(森山未來さん)の演じる火焔太鼓がクライマックスに差し掛かり「50両でどうだ!」と叫びました。

高橋是清への直談判で、20万円の特別予算が下りたのです。嘉納が札束に息を呑み「み、み、水くれ!」と言うと、政治と孝蔵が「水ちょうだ~い!」と、調子よく手振りをつけながら火焔太鼓のセリフで返します。政治が「半鐘はいけないよ、おじゃんになっちゃうからね」と先にサゲを言うと、孝蔵が「いや、早いって!」と突っ込みました。

今回は久々に、落語とのコラボ。20万円のやりとりで火焔太鼓とシンクロする様子が面白かったです。

次回の第26回は「明日なき暴走」です。

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アムステルダムでは日本水泳陣が大活躍します。

女子陸上が正式種目となり、日本人初の女子選手として人見絹枝(菅原小春さん)が出場。しかしプレッシャーに押しつぶされ、100mで惨敗してしまいます。

走るために生まれてきた女の一生とは…?

次回も楽しみです!

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