手軽に入手出来、自分での栽培も可能なオレガノは、大人気のハーブです。
優れた抗菌・抗炎症効果やリラックス効果により、心身共にバランスを整えることが出来ます。
そんなオレガノの品種や、種まきの方法と増やし方などをご紹介いたします。
オレガノには、いくつかの品種がある
天然の抗生物質とも呼ばれるオレガノには、実は大きく分けて3つの種類があるんですよ。
オリガヌム類
一般的に、オレガノと言えばこの種類です。
ローマ時代から使われてきたハーブで、料理によく使われます。
マヨラナ類
防腐剤にもなるマジョラムが、この種類です。
スパイシーで少し甘い香りがします。料理に適しています。
アマラクス類
花オレガノとも呼ばれています。料理よりも花を楽しむ種類で、ポプリやドライフラワーに使われます。
食用のオレガノ
オレガノ、グリークオレガノ、スイートマジョラム、ポットマジョラム、オレガノ・ミクロフィラなど
花を楽しむオレガノ
オレガノ・ハイブリッド、ロツンディフォリウム、ピルケルム、ネオンライト、ディクタムナスなど
「オレガノの育て方」
・種まき
オレガノの種は細かいので、土を入れた育苗ポットに蒔きましょう。
土を薄く被せ、そっと水をやります。
発芽後は、生長が遅い新芽は取り除いて下さい。
鉢や庭に定着させるのは、本場が6~8枚くらいがベストです。
・苗を植える
鉢に植える場合は、鉢底石を敷きましょう。その上に苗を置いてから、土を入れます。
地面に植える場合は、水はけの良い場所を選びましょう。
隣の苗との間隔は、30~50cmくらいが良いでしょう。
・用土
水はけを重視してください。
赤玉土6:腐葉土2:堆肥2の割合がおすすめです。
市販の草花用培養土でもOKですよ。
・水やり
鉢植えなら土の表面が乾いてから、たっぷり与えます。
地上の場合は、極度な乾燥でなければ与えなくても大丈夫です。
増やし方
挿し芽によって増やすことが出来ます。
2~3年に1度、3~4月または9~10月に挿し芽をします。
10cmくらいにカットした茎を、1時間くらい水に浸けます。
その後、下の方の葉っぱを取り、土に挿しましょう。
土の乾燥に注意し、明るい日陰に置いておけば、2週間くらいで発根します。
最後に
天然の抗生剤とも言われるほど、優れた抗ウイルス作用を持つオレガノ。
風邪予防や胃腸の働きを整えるだけでなく、その香りには精神を落ちつける働きもあります。
素晴らしい効果の詰まったオレガノは、栽培も簡単!
健康に良いオレガノを、あなたも是非育ててみてくださいね。