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大きな体の優しい犬、セントバーナード。救助犬としての歴史や特徴、性格について。

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大型犬と聞いて頭に浮かぶのは、どんな犬でしょうか?

セントバーナードと答える人が多いかも知れません。

名前は知らなくても、白と茶色の大きな犬をイメージしたのではないでしょうか?

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世界中の人に愛され、知名度の高いセントバーナードは、救助犬として大活躍してきました。

今回は、その歴史や特徴、性格についてご紹介いたします。

目次

セントバーナードの歴史

スイスが原産地であるセントバーナード。

かつて、スイスとイタリアの国境にあるグラン・サン・ベルナール峠の修道院で活躍していたそうです。

その修道院の名前をとって、サン・ベルナールという犬種となりました。

これを英語読みすると、セントバーナードとなるのです。

グラン・サン・ベルナール峠は、冬になる戸マイナス30℃の世界になります。

雪も深く馬が使えないので、徒歩で山越えをするしかありません。

そんな中、たくさんの人が遭難していたそうです。

そして、その人たちの救助にあたったのが、セントバーナードだったのです。

セントバーナードの優れた嗅覚と、力強い体、そして何よりも勇気のあるところが、救助犬としての素質と言えるでしょう。

大きな体は雪原に道を作るのに役立ちましたし、遭難者を暖かく包みこむことも出来ました。

250年もの間、救助犬として活躍をしました。そして、2000人以上の命を救ったとされています。

セントバーナードの、体の特徴について

セントバーナードは、超大型犬です。

体高はオスが70~90cmで、メスが65~80cmです。

体重は50~90kgにもなります。

被毛は、白を基調として茶色のまだら模様が入ります。

ブリンドルカラー、茶系のイエローカラーのまだら模様になることもあります。

頭には、黒のシェードが入ります。

寒冷地に住んでいた犬なので、寒さに強いダブルコートです。

週に3回くらいのブラッシングが必要となります。抜け毛の時期には、こまめにブラッシングをしましょう。

優しくて賢い、セントバーナード

セントバーナードの性格は、とても穏やかでのんびりしています。

そして、飼い主に従順であり賢い犬種です。

しつけや訓練にしっかりついてきてくれますが、どうしつけたら分からない場合はしつけ教室に通ってみると良いですよ。

性格は温和ですが、とにかく体が大きいのでちょっとした事が事故に繋がります。

犬にしてみたら、ちょっと引っ張っただけでも、人間にとっては転倒する危険もあるからです。

最後に

温和で優しい犬、セントバーナード。

大きな体と知能、勇気を兼ね備え、救助犬として長い間活躍した歴史を持っています。

性格的にはとても飼い易い犬種なのですが、超大型犬なので訓練をきちんとしないと危険が伴います。

運動も食事も、たくさん必要となります。

もし飼育を考えていたら、そういった面を十分考慮してみましょう。

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