江戸時代の文献にも梅酒の作り方が記されていたと言う、日本人に健康酒として愛されている梅酒。
昔は、どこの家庭でも手作りしていた梅酒ですが、最近は気軽に購入できるので、漬ける方の方が少なくなってしまったようです。
しかし、自分で梅から仕込み、漬かるのを待って味わう梅酒は格別です。
また、その年ごとの梅によって、味が変化するのも手作り梅酒ならではの楽しみ方でしょう。
ということで、今回は、梅酒の作り方と梅酒の効果・効能をまとめてみました。
目次
自分だけの梅酒を作ってみよう!
材料(作りやすい分量)
- 青梅 1kg
- 氷砂糖 600g~1kg
- ホワイトリカー 1.8L
- 4リットルの保存びん
しっかりと密閉できて、アルコールや酸に強いガラス瓶が良いでしょう。
作り方
- 青梅を流水でよく洗います。
実に傷がつかないよう、やさしく洗い、ザルにあげて水気をきります。
- ふきんで水気を拭き取り、ヘタを竹串などで取ります。
- 保存瓶を熱湯などで消毒します。
きれいに洗ったら、60度~70度のお湯を注いで瓶を温めます。
お湯を捨てたら、瓶の内外に熱湯をまわしかけ、水気をきって乾かします。
水洗いした後に熱湯をかけると、割れたり、ひびが入ったりする原因になってしまうので、注意してください。 - 青梅と氷砂糖を交互に重ね入れ、ホワイトリカーを注いで蓋をします。
- 冷暗所で保存し、氷砂糖が溶けきるまでは、週に1回くらい、瓶をゆすってなじませましょう。
飲みごろの目安は、3カ月後くらいからでしょう。1年置くとコクが出て、まろやかな梅酒になります。
長く保存したい場合、入れた梅は、1年程度で取り出しましょう。
梅酒を飲むだけでプラス効果がいっぱい!
疲労回復、血行促進、胃腸強化
毎日少しずつ梅酒を飲むことで、血行が促進されるので、疲れが溜まりにくくなるでしょう。
血行が良くなるので、胃腸の働きが活発になり、便秘も解消されるでしょう。
冷え性、不眠症
冷え性やストレスで、なかなか寝つけない不眠症には、眠る前に梅酒を飲むと良いでしょう。
梅とアルコールの相乗効果で、血行が促進されるので身体が温まり、 ピリピリしている神経もやわらいでくれるので、ぐっすり眠れるはずです。
腹痛、下痢
血行が促進されて、胃腸の働きが整います。腹痛や下痢も落ち着いてくれるでしょう。
いずれの症状の場合も、お酒が得意じゃない方は、お湯で割って梅酒を飲むと良いでしょう。
最後に
梅酒には、疲労回復や整腸作用など、さまざまな効果があります。
梅の有効成分が、たくさん染み出ている梅酒は、健康酒であり常備薬とも言えるでしょう。
しかし、効果があるからと言って、飲み過ぎは良くありませんので、ご注意ください。
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