旅行などの予定がある場合、犬を飼っているとどこに預けるか迷いますよね。
ペットホテルがありますが、飼い主と一緒に連れて行けば、楽しい時間を共に過せそうですよね。
一人で留守番をさせるのが可哀想と思う飼い主さんも、いることだと思います。
でもちょっと待って!
犬を飛行機に乗せるというのは、大変なリスクを伴うものなのです。
命を失う可能性もあるんです。
引っ越しの場合や介助犬など、どうしても飛行機に乗る必要がある場合もあるでしょう。
そのような場合でも、よく考えた上で判断せねばなりません。
今回は、犬を飛行機乗せる場合の、犬へのストレスや危険性についてお話をしていきます。
フライト中、犬は荷物扱い
まず知っておきたい事は、飛行機に乗る時、犬は荷物扱いだということ。
ケージに入れられて、他の荷物と一緒に貨物室に保管されることになります。
貨物室で何か犬にトラブルがあっても、誰も気づきません。
具合が悪くなっても、一人ぼっちで耐えるしかないのです。
犬が感じるストレスって何?
貨物室は、飼い主の想像以上に厳しい空間です。
犬が受ける苦痛を挙げていきます。
温度変化
貨物室でも空調設備がありますので、一応空調管理はされています。
ですが、外気の影響を受けやすい事もあり、温度が上下に激しく変動します。
この変化に耐えきれず、体調を崩す犬も多いようです。
実際に、熱中症で死亡したケースも報告されています。
発見された時には、体温が異常なほど高くなっていたそうです。
騒音と振動
貨物室での騒音は、かなり大きいです。
みなさんご存知の通り、犬の聴覚はとても優れていますので、非常にうるさく感じる事でしょう。
人間の耳でさえ、飛行機の音はうるさく感じますよね。
飼い主と離された事による不安も加わり、相当なストレスとなるようです。
振動も危険です。
ケージが壊れて、中にいた犬が大怪我をしたケースもあります。
貨物室から出てきた愛犬が、血だらけになっていたそうです。
乗せるのを控えた方が良い場合
- 子犬や高齢の犬。
- 病気の犬。
- ケージに閉じ込められる事に慣れていない犬。
このような犬は、無理に飛行機乗せると命の危険があります。
ペットホテルや知人に預けた方が良いかも知れませんね。
最後に
犬を飛行機に乗せることについて、お話をしてきましたが参考になりましたか?
愛犬と一緒に旅行するのは、とても楽しいことでしょう。
ですが、無事に旅先についても、犬の情緒や体調が崩れてしまっては、楽しむどころではありませんね。
飛行機の貨物室に入れられることは、精神面でも健康面でもかなりの負担となります。
誰にも気づかれず、孤独に死んでいく可能性もあるということをしっかり頭に入れておいてください。
その事を把握した上で、それでも連れて行くというのであれば、きちんと動物病院で健康診断を受け、フライトに耐えられるかどうかを調べてもらいましょう。