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西郷どん 第9回「江戸のヒー様」のあらすじとネタバレと感想。

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前回の第8回「不吉な嫁」で吉之助(鈴木亮平さん)は、須賀(橋本愛さん)と離縁し、大久保正助(瑛太さん)ら友人や家族やの協力で、支度金を集めて江戸に旅立ちました。

今回の江戸ではどんな出会いが待っているのでしょうか?

前回の第8回「不吉な嫁」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第9回「江戸のヒー様」のあらすじと感想です。

目次

憧れの江戸

一行は、通常より6日早い45日間で江戸に到着。芝にある薩摩藩邸には、藩主家族を筆頭に、1000人以上の藩士が働いています。薩摩藩士は評判が悪いため、これ以上評判を下げないよう、門限など厳しい規律が言い渡されました。吉之助が与えられた部屋に入ると、郷中で一緒だった大山格之助(北村有起哉さん)、有村春斎(高橋光臣さん)と再会。「久しぶりじゃの!」と大喜びです。

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一方、江戸城中で斉彬(渡辺謙さん)と老中・阿部正弘(藤木直人さん)は、黒船について議論。斉彬は、何の策もなく開国すれば清の二の舞いになると、返答を引き伸ばす提案をします。史実では、斉彬は公武合体・武備開国を主張。「何の策もなく…」というのは、武備を固めるなどの策を講じてから開国すべしということでしょうか。

老中会議では、元水戸藩主・徳川斉昭(伊武雅刀さん)が海防参与として参加。水戸学の立場から攘夷論を主張、開国には断固反対の姿勢です。一方、老中・井伊直弼(佐野史郎さん)は開国派。「勝てる証が無いなら、開国を受け入れる。天下万民を守るためには、それしかございません」とバッサリ。将軍・徳川家定(又吉直樹さん)は、何も言わずに拾った豆をかじってそのまま出ていき、会議の雰囲気は、開国に傾きます。

薩摩藩邸では、斉彬の息子・虎寿丸(藤本悠希くん)と、篤姫(北川景子さん)が剣術ごっこをして遊んでいます。斉彬が通りかかると、西郷は江戸に来ているのかと無邪気に聞く篤姫。斉彬は影で「あんな明るくてまっすぐな薩摩娘に、将軍の御台所が務まるだろうか」と少し不安げな様子です。

江戸での出会い

吉之助が江戸に来た祝いに、仲間たちに夜の街に誘われます。着いた先は遊郭。吉之助は「正助どんや弟たちが必死にかき集めた金で、こげん酒は飲めもはん」と、店を出ようとします。廊下でぶつかった遊女をよく見ると、薩摩で出会った少女・ふき(高梨臨さん)でした。ふきは薩摩から下関に売られ、そのあと京都、さらに江戸へと流れてきたのです。吉之助は再会に驚き、席に戻って酒を飲むことに。元気でやっていると話していると「お芳、ご贔屓のヒー様が」と、源氏名で他の部屋に呼ばれます。

「ヒー様(松田翔太さん)」は絵のうまい気障な男で、遊女たちの人気者。金回りもいいようです。ふきは、吉之助の絵を描いてもらおうと、吉之助を連れてきました。さらさらと書いた絵は、大柄な吉之助をバカにした、牛の身体に人間の顔をつけたものでした。

そこに女郎を追いかけて男たちが乱入。飛びかかってきた男をひらりと避けたヒー様は、「おい、お前強いんだろう」と吉之助に言うと、さっと店を出て川船に乗って逃げてしまいました。残された男たちは大乱闘。結局門限に間に合わず、吉之助だけが門番に見つかり、翌日から罰として掃除係になってしまいます。

御庭方の役目

吉之助は何のために江戸に来たのか…とがっくりしていると、斉彬の側近・山田為久(徳井優さん)に呼ばれ「西郷吉之助、お庭方を命ず」と、新しい役目をもらいました。薩摩の家族や正助に、御庭方の役目をもらったことを手紙で報告。家族はみな喜びます。しかし1人になった正助は「オイは薩摩に埋もれてしまうとか!」と憤りを露わにします。

御庭方になったものの、来る日も来る日も庭掃除。ある日、やっと斉彬が現れ、小石川にある水戸屋敷に、書状を届けるように言われます。「そなた剣は使えるか?」と聞かれると、吉之助は、幼いころケガで腕の腱を切り剣は使えなくなったこと、絶望して命を絶とうとしたとき、斉彬に声をかけられ思いとどまったことを、涙ながらに話します。斉彬は「あの時の小僧か」と、思い出しました。

「人知れぬ秘密を知ることもある。その秘密を守れぬ時は、これを使え。どうじゃ、受けるか」と脇差しを渡されます。「命に変えても、お引き受けいたしもす」と、吉之助は喜びで涙を流しながら答えました。

ヒー様の正体

書状を届けるために水戸藩邸に向かう吉之助。道を尋ねますが、薩摩訛が通じにくい上に、早口の江戸言葉が聞き取れず、カルチャーショックを受けます。

水戸藩邸にて書状を渡しますが、徳川斉昭は「島津殿には、そなたが今見たことをそのまま伝えるがいい」と言って、書状を破り捨ててしまいます。下がれと言われた吉之助ですが、「何ごて、殿の書状を破られたでございもすか。教えてたもせ」と、食い下がります。徳川斉昭は「田舎侍が」と言いながら、書状には幕府がメリケンの脅しに屈したと幕府の悪口が書いてあり、それを他に漏らさず心に留め置いたのだと教えました。

そこに、徳川斉昭の息子・一橋慶喜が現れました。その顔はまさしく、品川宿で出会ったあの「ヒー様」。「ヒー様ではござらんか。品川宿お目にかかった西郷でございます」と挨拶しますが、慶喜はしれっと「人違いではございませぬか?」と、とぼけます。

次回、第10回は「篤姫はどこへ」。

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篤姫の輿入れ先が将軍・徳川家定であることが知らされます。

さらに、あのヒー様を次の将軍に押す動きがあるようです。

若い吉之助が、歴史の波に巻き込まれていきます。

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