街を歩いているとよく目にする「マッサージ」、「鍼灸(はり・きゅう)」の文字。
見たことはあるけど、入るのはなかなか勇気が無くて難しいと思っている方は、多いのではないでしょうか?
そもそも鍼灸は、何をするのかわからない、なんて人もいるかもしれません。
今回は、そんな人たちのために、鍼灸とはどんなものなのかご紹介いたします。
鍼灸とは
そもそも鍼灸とはいったい何なのか?
簡単に説明すると、鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて経穴(ツボ)を刺激し、体の不調を改善していくというものです。
鍼を刺す、灸をすえるという言葉を聞くと、痛そうとか熱そうとか、嫌なイメージを抱く方も多いかと思います。
特に、繊細な感覚を持った日本人は、そういったイメージを抱きやすいのですが、今現在日本で行われている鍼灸は、日本人向けに進化したものです。
鍼は、髪の毛と同じぐらいの太さで、痛みを少なくするために改良されており、お灸は「せんねん灸」に代表されるように、やけどが起こらないようになっています。
実際に受けてみればあなたのイメージは間違いなく変わるでしょう。
鍼灸とマッサージの違いは?
意外と混同されがちなのが、マッサージと鍼灸です。
この二つの決定的な違いは、道具を使うか使わないかというところです。
マッサージは、基本的には手を使い筋肉の凝っているところや、ツボを刺激していきます。
また、マッサージは、どちらかというと治療ではなく、リラクゼーションを行っている場合が多いです。
体の疲れを取ったり、癒しを求めたり、といった感じですね。
一方で、鍼灸は、鍼では体の中まで鍼を入れますし、お灸の場合は火を使って体を温めます。
さらに、肩こりや腰痛のみならず、取り扱う症状も多彩で治療を目的に行う事が多いです。
自分の求めるものに、合った方を選ぶようにしましょう。
こんな症状の時には、鍼灸の方がおすすめ
肩こりや腰痛に対してのイメージが強い鍼灸ですが、痛みに対する効果は、研究でも明らかになっています。ですので、体の他の部位の痛みにも効果を発揮します。
例えば、頭痛や歯痛などにも効果があります。
また、意外と知られていないことですが、痛み以外の症状にも効果があります。
例えば、便秘や下痢といった消化器の症状や、不眠や冷え、ほてりといった自律神経の症状にも鍼灸は効果的です。
最後に
病院に行ってもなかなか良くならない、病院に行くほどでもないけど気になる症状がある、と言った方は、ぜひ鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか?
さあ、怖がらずに!
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