春になり気温が上がってくると、新芽が芽吹きたくさんの花も咲き始めます。
スイセンから始まり、梅、桜、チューリップと、どんどんカラフルになっていきますよね。
そんな春の花を、自分の庭でも咲かせてみませんか?
今回は春を代表する花の中から、初心者さんも気軽に育てられる種類を紹介します。
どれも可愛らしくて、見ているだけでウキウキしてきますよ。
おすすめ品種1 ヒヤシンス
開花時期は3~4月。
春の花の中でも、特に香りが良いのがヒヤシンス。
開花すると、まるで香水のような強い香りが漂います。
花色もハッキリとしていて鮮やかですし、花が密集して咲く様子はとてもゴージャスです。
見応え抜群のヒヤシンスは、丈夫で育て方がとても簡単なんです。
お洒落に水栽培で育てる人も多く、水栽培用の容器も売られています。
花色には、紫、ピンク、白、黄色などがあり、バリエーションの豊かさも魅力です。
夏は休眠状態になりますが、翌年の春にまた花を咲かせてくれます。
我が家のヒヤシンスも、ずっと地面に植えたままで毎年咲いてくれています。
栽培ポイント
過湿が苦手なので、水はけの良い土を好みます。
水やりは、地植えの場合なら、乾燥する時期以外はやらなくて大丈夫です。
鉢植えの場合は、土の表面乾いたら与えるようにしましょう。
たくさん日光に当てると、よく花を咲かせてくれます。
おすすめ品種2 ムスカリ
開花時期3~5月、草丈10~30cm。
まるで葡萄のような雰囲気の花で、白や紫色の花を房状に咲かせます。
一つ一つの花を見ると、スズランのような形をしていてとても可愛らしいんですよ。
ムスカリという名前は、香料のムスクに似た香りがするところから付けられたそうです。
コンパクトなサイズで他の花との相性が良く、寄せ植えにもよく使われています。
栽培ポイント
10~12月頃、水はけの良い土に球根を植え付けましょう。
土の表面が乾いたら水やりをしますが、地植えなら乾燥が酷い時だけで大丈夫です。
おすすめ品種3 ルピナス
開花時期4~6月、草丈20~150cm。
上に向かって真っすぐ伸びるルピナスは、草丈が100cmを超える品種もあります。
花の形が藤にそっくりなので、昇り藤とも呼ばれています。
花色はたくさん存在していて、白、ピンク、黄色、赤、紫、青など様々です。
ルピナスは、日本では一年草扱いされることが多いです。
品種によっては、二年草や多年草もあります。
栽培ポイント
種から育てる場合は、種まきを9~10月にしましょう。
その時、種を一晩水に浸けてから蒔くと、発芽しやすくなりますよ。
苗から育てたいなら、春になってから販売が始まるのでそれを購入しましょう。
おすすめ品種4 チューリップ
開花時期3~5月。
誰もが知る春の花、チューリップ。
子どもの絵にもよく描かれる花で、春の花の代名詞とも言えるでしょう。
しっかりした葉と茎を持ち、伸びた茎の先に大きな花を咲かせます。
品種改良が盛んで、どんどん新しい品種が誕生しています。
花の色や形、咲き方、草丈など、バリエーション豊富で選ぶのが楽しいですよ。
あまりやっている人は居ないかも知れませんが、チューリップも水栽培で育てることが出来ますよ。
栽培ポイント
水はけが良く、保水性も良い土が適しています。
川砂や腐葉土、堆肥を混ぜると育てやすい土になるでしょう。
球根から育てるなら、10~12月に植え付けて冬の寒さにしっかり当てましょう。
肥料は、与え過ぎると腐る場合があるので気を付けましょう。
おすすめ品種5 ツツジ
開花時期4~5月。
桜が終わってしばらくすると、ツツジが見頃を迎えます。
白やピンク、赤紫の花をびっしりと咲かせ、道端を明るく彩ります。
日本人に古くから愛され親しまれてきたツツジは、日本の気候に適応しているので育てやすいです。
大きく育てることも出来ますが、庭で育てるなら鉢植えも可能ですよ。
50cmくらいの草丈でも、ちゃんと花を咲かせてくれます。
大きくしたいのなら地植えにすれば、2mくらいまで育ちます。
栽培ポイント
酸性の土を好みます。
植え付ける地面の酸度を確認しておきましょう。
植え付ける時期は花が終わってからが一番適していますが、3~6月、9~10月なら大丈夫です。
花が咲いている時期は避けましょう。
おすすめ品種6 ラナンキュラス
開花時期3~5月。
私もこの花は大好きで、春に園芸店に並び始めるのを見るとウキウキしてきます。
フワッとした花弁がたくさん重なった、丸っこくボリュームのある花が印象的です。
ところが、原種は一重咲きだというのですから、驚きですね。
品種改良が進み、たくさんの花色が存在しています。
咲き方にもバリエーションがあり、好みの品種が見つかると嬉しくなりますよ。
栽培ポイント
水はけが良い土を用意します。
球根からも育てられますが、植え付ける前に給水処理をしましょう。
水やりは、土の表面が乾いてからしましょう。
花が終わり地上部が枯れて変色するまで、水やりは続けてください。
おすすめ品種7 ネモフィラ
開花時期4~5月、草丈10~20cm。
小さな青い花をたくさん咲かせるので、満開になると足元に青い絨毯が広がります。
シバザクラのように、ネモフィラを群生させたお花畑が全国に存在しています。
和名では瑠璃唐草と呼ばれていますが、白っぽい花や黒っぽい花などもあります。
栽培ポイント
種まきで育てられます。
9~10月頃に蒔くのが良いですが、寒冷地では春になってから蒔くと良いでしょう。
発芽して本葉が3枚くらい出て来たら、根を傷つけないように慎重に植え付けます。
浅めに植えるのがポイントです。
おすすめ品種8 ストック
開花時期3~5月、草丈20~80cm。
元々多年草ですが、日本だと一年草扱いとなります。
ピンクや白、赤、黄色、紫といったたくさんの花色があり、色んなカラーを混ぜて咲かせると賑やかで可愛らしいです。
品種によって草丈が随分違うので、確認してから買うと良いでしょう。
栽培ポイント
8下旬~10月が種まきの時期ですが、寒冷地では春になってから蒔くことをおすすめします。
植え付け時期は9~11月で、株間は20cmくらいあけてください。
日当りの良い場所に植えないと、花が咲かない場合があります。
最後に
春の花の中から、初心者さんも育てやすい種類を紹介しましたが、いかがでしたか?
どれも春を代表する花ばかりなので、きっとどこかで目にしていると思います。
ヒヤシンスやムスカリなどは、水栽培で育てるのも人気がありますよ。
水栽培はお部屋のインテリアとしてもお洒落ですし、土植えでは見えない部分の成長が確認出来るので面白いです。
また球根は、一度植えたら何年も咲き続けてくれるのが嬉しいですね。
色とりどりの花を咲かせて、是非カラフルなお庭づくりを楽しんでくださいね。
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