庭やベランダでメダカを飼育している人は、メダカが突然死んだり居なくなったりした経験があるかも知れませんね。
私もメダカの屋外飼育をしていますが、メダカが次々と死んでいくという状況になったことがあります。
原因はヤゴでした。
それはバーベキュー用の金網を乗せることで、解決しました。
メダカの天敵はヤゴだけではありません。
大切なメダカが襲われてしまう前に、対策ととっておきたいですよね。
そこで今回は、屋外でメダカを飼育するなら知っておきたい、メダカの天敵について紹介していきます。
メダカの天敵・虫
ヤゴ
ヤゴは、トンボの子どもです。
メダカの飼育容器の周りを、トンボが飛んでいたら要注意です。
自然があまりない場所でも、どこからか飛んできて産卵する場合もあります。
トンボは、高層マンションの高い階まで飛んでいくこともあるそうです。
ヤゴは鉢の底に潜んでいて、近くを泳ぐメダカを捕食します。
底に土やワラを敷いていると、その中に潜っているので気付きにくいです。
ボウフラ
ボウフラと言えば、メダカのエサという印象が強いかも知れませんね。
確かに大人のメダカはボウフラを食べますが、針子と呼ばれる生まれたばかりの稚魚には天敵なんです。
もし見つけたら捕まえて、成魚に与えると良いですよ。
稚魚の飼育容器には、目の細かい網を張ると安心ですね。
ゲンゴロウ
最近はあまり見掛けなくなったゲンゴロウですが、これもメダカを食べます。
水生昆虫ですが、飛んで移動したりします。
もし飼育容器に飛んで来たら取り除くようにしましょう。
ただ、かなり低い確率ですので、それほど気にしなくて大丈夫です。
タガメ
ゲンゴロウ以上に数が少なく、レアな存在となっているタガメ。
飼育容器に入ってしまう事はとても珍しい事だと思いますが、もし見つけたら逃がしましょう。
メダカの天敵・鳥
カラス
大きくなったメダカを食べる事があるそうです。
カラスは頭が良く、一度メダカのいる場所を覚えると何度もやって来るようになります。
人間が居ないのを確認してから来たりします。
サギ
メダカを食べる鳥ですが、人の家の庭先にやって来ることはまず無いでしょう。
我が家の周りにもサギがたくさん生息していますが、庭に来た事はありません。
畑など、家から離れ場所で飼育している場合は気を付けましょう。
カワセミ
とても美しい鳥で、野鳥愛好家たちのアイドル的存在です。
水中の魚を捕まえるのが上手で、メダカも食べます。
モズ、セキレイ
どちらも小さな鳥なので、気付くのが遅くなることが多いです。
飼育容器の縁から狙って捕食します。
シジュウカラもメダカを食べる事があるようです。
メダカの天敵・哺乳類
アライグマ
アライグマにメダカを食べられた人は、意外と多いようです。
都会にも姿を現すので、住んでいる場所が自然豊かな環境じゃないからといって油断は出来ません。
器用に飼育容器のフタを開けてしまうので、一度目を付けられたら大変です。
ハクビシンも、アライグマ程ではないですがメダカを食べる事があるようです。
メダカの天敵・両生類、爬虫類
カエル
トノサマガエルやツチガエル、ウシガエルなど、身近にいるカエルもメダカを食べる事がありますが、積極的に食べるというわけでは無いようです。
我が家の池にも、カエルがやって来て住み着いた事がありました。
その時はメダカを飼って居なかったので、特に被害はありませんでした。
近くに田んぼや川、池がある場合は、注意しておくと良いでしょう。
ヒバカリ
ヒバカリは小さなヘビで、水辺に居る事が多いです。
魚を食べるヘビなので、メダカが居たら食べてしまうかも知れません。
ただ、そんなにたくさんいるヘビではないので、滅多に見かける事はないでしょう。
もし飼育容器に居たら、遠くに逃がしてあげましょう。
天敵からメダカを守る対策について
大切なメダカが天敵に襲われる前に、何か対策をしておきましょう。
一番簡単で効果的なのが、ネットを被せるということです。
よく耳にするのが、ヤゴによる捕食です。
対策としては、トンボが卵を産み付けにくいようにネットを被せるのと併せて、水深を下げておくのも良いでしょう。
目の細かいネットを被せれば、小さな虫にも有効ですよ。
相手が哺乳類の場合は、ネットを被せてもどかしてしまいます。
重さのある金網に、重い物を乗せておくと良いでしょう。
もし効果が無いようなら、飼育容器を別の場所に移動してみましょう。
私はバーベキュー用の金網を買って来て、飼育容器に乗せています。
ホームセンターで色々なサイズが手に入るので、容器の大きさに合わせて選べますよ。
一番厄介なのが、人間による盗難です。
高価なメダカを飼育していると、盗まれる場合があるようです。
高いと数万円で取引されるメダカあるという事で、盗んでしまう人もいるようです。
どんなメダカが居るか見えないようにネットを被せておくのも良いですが、外から見えない場所に飼育容器を置くようにするのがおすすめです。
心配な場合は、防犯カメラを設置するのも良いでしょう。
意外とメダカを食べないのが、猫です。
うちの庭は猫の通り道になっていて、メダカの飼育容器に近づくこともあります。
でもそれはメダカを食べるためではなく、水を飲むためなんです。
猫がメダカを捕まえようとしているのを、まだ一度も見た事がありません。
最後に
メダカの天敵を紹介しましたが、いかがでしたか?
虫や鳥、爬虫類、両生類と、様々な生き物がメダカを食べます。
よく耳にするのが、ヤゴによる被害です。
うちの庭にも、たくさんのトンボが飛んでくるので金網で防いでいます。
意外と耳にしないのが、猫に食べられたという話です。
うちでも3匹の猫を飼っていますが、室内で飼育してるメダカを食べようとした事はありません。
最近では、人間による盗難もあるそうです。
品種改良が進み、1匹数万円というメダカも存在します。
高価なメダカを飼育している場合は、通りから見えない場所に移動させた方が良いでしょう。
防犯カメラを設置すれば、メダカの天敵を特定する手掛かりになるのでおすすめです。
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