ゆったりした動きで癒しを与えてくれるカメは、ペットとしても人気があります。
丸っこいシルエットも可愛らしく、見ている人を和ませてくれますよね。
カメにはたくさんの種類がありますが、半水棲のカメは飼育がしやすいので初心者さんにおすすめですよ。
私が飼っているカメも、半水棲の種類です。
今回は、どんなカメを選べば良いのか分からない方のために、初心者さんにおすすめの7種類をまとめてみました。
ミシシッピニオイガメ
私が飼っているカメはこの種類で、とても飼い易いカメですよ。
私がカメを選ぶ時に一番考えたのが、どれくらい大きくなるかということです。
ミシシッピニオイガメは、大人になっても13~14cmくらいなんです。
カメにしては小さいタイプなので、飼育スペースに困ることはありません。
甲羅が丸っこく盛り上がっているのも、魅力の一つです。
人工飼料に慣れてくれるのでエサやりが楽ですし、紫外線ライトを用意する必要もありません。
私はプラケース一つで育てていて、水質悪化にはこまめな水換えで対応しています。
フィルターを入れれば水換え頻度は減りますが、掃除の手間がかかるので一長一短ですね。
カブトニオイガメ
ミシシッピニオイガメと並んで、とても人気のある種類です。
大きさは15cmくらいなので、飼い易いサイズと言えるでしょう。
独特な形の甲羅をしていて、カブトというネーミングはこの形状からつけられたと言われています。
大きい頭と小さな手足が可愛らしく、その姿も魅力の一つだと言えます。
野生では大人になるにつれて、どんどん頭の比率が大きくなっていくそうです。
飼育下で大きくするには、硬いエサを与えて顎を使わせると良いでしょう。
上手に泳ぐので、水深を深めにするとカメが泳ぐ姿を楽しめます。
性格は、少々気性が荒めです。
他のカメや魚と飼育するより、単独飼育をおすすめします。
体は小さいですが、基本的にカメは水が汚れやすいです。
こまめに水換えをしましょう。
ニホンイシガメ
昔から日本に居る固有種で、準絶滅危惧種に指定されています。
甲羅が平べったいのが特徴で、まるで石のように硬いことからこの名前が付けられました。
甲羅の色は、少し黄色っぽい色が入っています。
体長は、オスは15cm、メスは25cmまで大きくなります。
性別で大きさが違ってきますので、購入の時には気を付けましょう。
体が丈夫なので飼育しやすいです。
生息場所は水田や湿地、池などで、石の上などで日光浴をするのが好きです。
飼育する場合も、日光浴が出来る場所を確保してあげましょう。
クサガメ
日本と中国に生息しているカメで、幼体はゼニガメと呼ばれています。
値段が手頃なこともあり、初心者さんにも人気の種類です。
体長がオスは15cmくらいですがメスは25cmくらいになるので、イシガメと同じく注意が必要です。
寿命は約30年くらいで、カメには珍しく人懐っこい性格と言われています。
また穏やかな性格でもありますが、最初は警戒しているため無理に触っていると噛まれるかも知れません。
徐々に慣れていくので、気長に待ちましょう。
たまに生餌をあげると喜びますが、近所で捕まえて来た生き物だと寄生虫などのリスクもあるので
、ショップでエサ用として売られている生き物にしましょう。
ミシシッピアカミミガメ
昔はよく、お祭りなどで見かけましたよね。
ミドリガメとも呼ばれている種類です。きっと、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
深い緑色に黄色が入った甲羅と、顔の赤い模様が鮮やかで美しい外見をしています。
丈夫なので飼育は簡単なんですが、とても大きく成長するので注意が必要です。
なんと28cmくらいまで大きくなります。
そのため、飼いきれなくなった人が池に捨てたりして問題になっています。
ミドリガメを飼育する場合は、飼育スペースを確保出来ることをきちんと確認しておきましょう。
ミスジドロガメ
甲羅にきれいなスジが3本入っていることから、この名前が付けられました。
ただし、この模様は大人になると消えてしまいます。
泳ぐのが得意なカメなので、飼育下でも泳いでいる姿を楽しむことが出来るでしょう。
息継ぎをするための浅瀬を作って、溺れないようにしてあげてくださいね。
体長は12cmまでにしかならないので、飼育スペースをそれほど気にしなくても大丈夫です。
紫外線ライトを用意してあげましょう。
水温は26℃がベストで、冬は冬眠よりも加温して越冬させる方が良いでしょう。
温和で飼い易いカメですが、寿命が50年くらいと言われているので注意が必要です。
飼育する際には、家族みんなで話し合う必要もあるでしょう。
キボシイシガメ
甲羅に入った黄色のドット模様がお洒落で、観賞価値の高い種類です。
愛好家たちは、この模様がたくさん入っているのを「メニースポット」、はっきりと大きな模様を「ハイスポット」と呼んでいます。
生息地はアメリカで保護対象となっているため、日本で売られているのは国内で繁殖させた個体となります。
そのため値段が高めになっていて、2~3万円くらいです。
日本の気候でも育てやすく、飼育は比較的簡単なので人気があります。
甲羅の形が滑らかで丸っこく、可愛らしい印象を与えます。
寿命が40年くらいあるので、最後までお世話が出来るかどうかよく考えておきましょう。
紫外線ライトを用意してあげましょう。
冬は冬眠させるより、ヒーターで加温して越冬させる方が安心でしょう。
最後に
初心者さんにおすすめの、丈夫で飼育しやすい半水棲のカメを紹介しましたがいかがでしたか?
今回紹介したのは、丈夫でお世話が楽な種類ばかりです。
ただ、体がとても大きくなる種類や、寿命がとても長い種類も含まれています。
丈夫なだけで決めてしまうと、後から飼いきれなくて困ってしまう恐れがあります。
大きなカメが飼いたい人もいれば、長寿のカメを飼いたい人もいるでしょう。
どんなカメが欲しいのかは人それぞれなので、ここでは色々なタイプを紹介させていただきました。
自分が求めるカメの姿と照らし合わせながら、どの種類のカメが良いのかじっくり考えてくださいね。
コメント