今、とても人気のある多肉植物。
みなさんも多肉植物の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
「サボテン」と聞くと、馴染み深いかもしれませんね。
多肉植物とは、葉や茎、根に水を蓄える植物です。
葉っぱの形や色は様々で、ぷにぷにとした姿がとても可愛いらしく魅力的です。
そんな多肉植物の代表的な種類や特徴、寄せ植えについてまとめてみました。
多肉植物の特徴と種類
多肉植物には、大きく分けて、「春秋型」、「夏型」、「冬型」のタイプがあります。
それぞれのタイプについて紹介していきたいと思います。
春秋型
主にアメリカ、メキシコ、ヨーロッパに自生する種類です。
春と秋に生長が活発になります。
10~25℃の過ごしやすい季節によく生育します。
暑すぎたり、寒すぎたりする時期は休眠します。
代表的な品種は、エケベリア、グラプトペタルム、セダム、ハルオチアなどです。
夏型
熱帯地方原産で、夏に雨が多く降る地域に自生する種類です。
夏に生長が活発になります。
強い日射しを好み、20~30℃の気温で生育します。
代表的な品種は、アガベ、パキポディウム、カランコエ、アロエなどです。
冬型
南アフリカの高地や、高山などの気温の低い地域に自生する種類です。
冬に生長が活発になります。
5~20℃の気温で生育します。
代表的な品種は、コノフィツム、リトープス、ダドレア、チレコドンなどです。
それぞれ季節によって水やりの頻度や育て方が異なるので、自分の育ててみたい品種がどのタイプかなど確認して選びましょう。
多肉植物の寄せ植え
1種類だけで植えても楽しめる多肉植物ですが、複数の種類を組み合わせて「寄せ植え」を作るのも素敵だと思います。
多肉植物の苗と土があれば、簡単にできる寄せ植え。
寄せ植えの作り方を説明します。
用意するもの
鉢、土、鉢底石、スコップ、多肉植物の苗を用意します。
鉢は、ブリキ缶、お皿、マグカップなどを使用してもオシャレで可愛くなると思います。
水やりがしやすいため、底に穴が開いたものがオススメです。
土は、水はけの良い土を使用します。
市販の多肉植物用の土で大丈夫です。
寄せ植えの作り方
鉢の底に軽石を置きます。
土を鉢の1/2~1/3ほど入れます。
多肉植物を鉢から取り出し、根についた土をきれいに落とします。
寄せ植えする鉢に仮置きして、配置を決めます。
メインの苗を決めて植えると、まとまりやすくなります。
配置が決まったら、多肉植物を土に浅く植えます。
株の根本や隙間に土を入れて固定します。
寄せ植え後の管理
半日蔭に置いて、3~7日後に水やりをします。
水やり後は、明るく風通しの良い場所に置いて管理します。
寄せ植えのコツ
生育サイクルや、好む環境が似ているものを一緒に植えるのが多肉植物の寄せ植えのコツです。
また、オシャレな器を選んだり、多肉植物の色を合わせたり、カラフルに仕上げたりすると素敵ですね。
お部屋のイメージと合わせて作れば、インテリアとしても楽しめます。
インテリアとして楽しみたい場合は、1日の数時間でも軽く日に当てたほうが良いです。
ひょろひょろになってしまい、形が崩れる原因となってしまいます。
寄せ植えにオススメな多肉植物
セダム
セダムは、ベンケイソウ科マンネングサ属の植物です。
セダムは、ぷっくりとした小さな葉がいくつも連なった姿が可愛らしく、さらに育てやすいため人気があります。
春秋型の多肉植物です。
葉っぱの姿が控えめなので、メインの引き立て役として使用するのがオススメです。
エケベリア
エケベリアは、ベンケイソウ科エケベリア属の植物です。
肉厚の葉っぱがロゼッタ状に重なり合い、バラのような見た目が美しく人気があります。
5㎝くらいの小型のものから40㎝もの大型のものまであり、葉の形も様々です。
春秋型の多肉植物です。
寄せ植えでは、メインとして中心に植えるのがオススメです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
インテリアとしても楽しむことができ、とても可愛らしくオシャレな多肉植物。
みなさんも、自分の好みの品種を見つけて寄せ植えしてみてはいかがでしょうか?
最近では、100円ショップでも材料など簡単に手に入れることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。