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西郷どん 第20話「正助の黒い石」のあらすじとネタバレと感想。

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前回の第19回、病から回復した吉之助(鈴木亮平さん)は気持ちも落ち着き、島の人々との交流を深めます。

しかし島代官の田中(近藤芳正さん)が濡れ衣を着せ、佐民(柄本明さん)と富堅(高橋努さん)を逮捕してしまいます。

とぅま(二階堂ふみさん)は2人を助けるために、村の人々を連れて代官所破りを決行。田中に襲われそうになったとぅまを、吉之助が助けました。

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とぅまは吉之助の優しさに惹かれ、アンゴにしてくれと頼みます。吉之助はアンゴではなく正式な妻にしたいと言い、2人は結婚。盛大な結婚式を挙げ、とぅまは愛加那と名を改めました。

前回の第19回「愛加那」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第20話「正助の黒い石」のあらすじと感想です。

目次

久光と正助

菊池源吾として、この島で生きていく覚悟をした吉之助。大島には、女性の手の甲にハジキという入れ墨をする風習があります。結婚前に左手に、結婚すると右手に。島の巫女・ユタ(秋山菜津子さん)は「この痛みば、よく覚えとりよ」と言いながら、愛加那の手にハジキを刻みます。

話は1年前にさかのぼります。大久保正助(瑛太さん)の父は隠居し、正助に家督を譲ることになりました。妻の満寿(ミムラさん)にはお腹に子が。お城では斉彬(渡辺謙さん)亡き後、父の斉興(鹿賀丈史さん)が薩摩を意のままに動かします。

吉祥院という寺院に集まり、剣術の鍛錬をする郷中仲間たち。正助だけは、剣術はせずに住職と碁を打ちます。血気盛んな有馬新七(増田修一朗さん)は「こんままでは、いつまで待っても吉之助を島から戻すこつはできん」と、斉興を切るという主張に一堂も賛同しますが、正助は反対します。

斉興は、久光(青木崇高さん)に正助を引き合わせました。久光が「密偵でございもすか」と聞くと、正助は「いいえ密偵ではございもはん」と否定。城下の若者の不満を御隠居様に伝える役目だと言います。正助はやはり斉興とつながっていたのですね。

久光と正助は、斉興の勧めで碁を打つことに。無言で打ち合い、最後は正助が勝ちました。久光は碁石をなぎ落とし「本気でおいの石を殺しに来たな。お前ないを考えちょっ?」と怒ります。正助は「畏れながら、遠からず先にしかるべき時がやって参りもす」と、つまり斉興が死ねば、久光の時代が来るというのです。久光の表情が変わり「国父じゃと…?気に入った大久保」と、正助の才能を認めました。

夫を思う満寿

一方、満寿は斉興の側室・お由羅の方(小柳ルミ子さん)の開いた会に呼ばれました。家来衆の妻女をねぎらう宴です。久光が屋敷にこもって碁ばかり打つことを心配するお由羅の方に、満寿は「久光公は囲碁がお強かと聞きもした。囲碁に長けているっちゅう事は、政にも長けているっちゅう事と拝しもす」と、褒め称えます。お由羅の方は気を良くし、満寿に名を尋ねます。そして愛犬の産んだ子犬を、満寿に預けることにしたのです。

家に帰り、満寿は犬のことを伝えようとしますが、会に出席しただけで怒る正助に言い出せず…。犬は隣の西郷家に預ることにしました。

その後、斉興は亡くなり、久光は「国父」として藩主の後見の座につき、実権を握ることになります。

満寿が出産、大久保家に長男が誕生しました。そんな中、ふいにお由羅の方が、大仰な輿に乗り美しい着物をまとい、大久保家を訪れます。「お久しぶりねえ。子犬は息災でおりますか?」と、斉興が亡くなり寂しくなったため、子犬を引き取りに来たのです。

お由羅の方が立ち去った後、正助は満寿を「今はいろいろと難しか時じゃ。こげなこっが城下の者たちに伝わったらどげんなっか!」と叱責します。満寿は正助のために良かれと思ってやったことを責められ「吉之助さぁとお話しするように話してくれとは申しもはん。じゃっどん、そん半分だけでも聞かせて頂けもはんか」と、自分の気持ちを伝えました。

誠忠組

吉祥院では、強硬な者たちが、大老・井伊に怒りの声を上げ、脱藩して井伊を切るとまで言い出します。正助はすぐに久光に報告。久光が直々に諭すのがよいと助言し、その文案を渡しました。

明くる日、吉祥院に久光が訪れました。書状には『志ある者たちへ。いずれ時が来れば、亡き斉彬様の意志を継ぎ、薩摩は今の乱れた世に、必ずその務めを果たす。その事を忘れず、それまでは藩の名を汚さず、忠義を尽くして欲しい。精忠士之面々江』とあります。脱藩などせず、時を待てという命令です。国父である久光直々の言葉に「誠忠組だー!」と、皆が意気揚々と声を上げます。

久光が帰った後、仲間を売ったのだろう、その上お由羅の犬までかわいがって取り入った、そんなに出世がしたいのかと、正助を責める俊斎たち。正助は「ああ出世したか!」「出世して藩の政を握らねばこん藩は変えられん。こん藩を変えねばこん日本も変えられん!」と気持ちを暴露しますが、それも嘘だろうと、さらに責め立てます。

その時、村田新八(堀井新太さん)が正助の書き留めた書状を見つけ、「こいは…。吉之助さぁを呼び戻してくれち嘆願書でごわす!」と声を上げます。正助は嘆願書を出すタイミングを見計らっていたのです。やり方は違いますが、吉之助を呼び戻したいという思いは一緒でした。しかし有馬は「武士には実行あるのみじゃ!」と立ち去ります。

家に戻り「ないごておいは吉之助さぁのようにできんとか…」と落ち込む正助に、満寿は「そんままの旦那さぁがよかです。大久保正助に惚れて私は妻になったのですから」と、明るく微笑みます。

井伊の暗殺

奄美では、海を見ながら吉之助と愛加那が寄り添います。「うれしい、これで旦那様をお守りできる」と言う愛加那の、ハジキを入れた手の甲を撫でる吉之助。そこに木場伝内がやってきて、正助からの文書を渡しました。

文書には、大老・井伊が殺されたことが記されていました。雪の降る朝、桜田門の近くで起こった暗殺事件、いわゆる桜田門外の変です。さらに実行犯に薩摩藩士・有村次左衛門も加わっており、その場で彦根藩士に切られたこと、兄の雄介は薩摩に戻り切腹したことも知らされます。

木場は「いよいよ日本が変わり始める。菊池殿が薩摩へ帰られる日も、そげん遠くなかとではごわはんか」と目を輝かせますが、吉之助は戸惑いを隠せない表情で、遠い海を見つめるのです。

次回は「別れの唄」。

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愛加那は男の子を生みます。正助が奄美大島を訪れ、久々の再会に喜ぶ2人。ついに愛加那と別れ、薩摩に戻る日がやってきてしまったのです。

別れの唄とは『朝花節』という島唄のこと。どんなメロディで、二人は別れることになるのでしょうか。

次回も楽しみです。

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