自分で気楽にマッサージ出来る手のツボ。
今回のお題は、「手のツボ」です。
では、手のツボとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
リフレクソロジー(反射学)と東洋医学
一般的に手のツボ、足のツボといった場合は、リフレクソロジー(反射学)を指す場合が多いです。
リフレクソロジーとは、手の平や足の裏に全身が投射されているという考え方です。
また、それとは違う考え方として、東洋医学における経穴(ツボ)というものもあります。
これは、リフレクソロジーとは、異なる考え方ですが、ツボ一つ一つに異なった効能があり、症状に応じて使い分けることができます。
手ツボとは
リフレクソロジーにおける手のひらは、親指を頭として、手首にかけて各内臓が配当されています。
例えば、指には目や鼻、手のひらの真ん中には心臓。手首には生殖器といった具合に、体と同じように、上からほぼ順番に並んでいます。
東洋医学では、これとは異なったツボが並んでいます。
リフレクソロジーは、東洋医学をもとにしていると言われていますが、今では、ツボの位置や考え方が異なっています。
リフレクソロジーでは、手の真ん中に心臓があると説明しましたが、東洋医学では、精神的な問題(ストレスなど)に効果のある労宮というツボがあります。
しかし、東洋医学のツボは個別に効能を覚えなければいけないので、場所に応じて効果がわかるリフレクソロジーのツボの方がおすすめです。
手ツボへの刺激の与え方
- 手のツボを刺激するときは、最初から強く押すのではなく、手もみをするように全体的にもみほぐしてから始めましょう。
- ツボを刺激する場合は親指を使い、徐々に力を入れて刺激しましょう。
- その上で、押して重い痛みの強い部分があれば、重点的に刺激していきましょう。
- 手の血の循環を良くするために、爪の際をはさむようにもみほぐしましょう。
- ゆっくりと時間をかけて続けていくことが、大事です。毎日、お家でのリフレッシュタイムに取り入れてみてください。
- 食後一時間は、避けるようにしましょう。また、妊娠中も避けてください。
- 心臓病や腎臓病などの循環器疾患、糖尿病などで出血しやすい人は、注意して行いましょう。
手ツボの効果、効能
リフレクソロジーにおけるツボは、その対応する臓器の調子を整えます。
ここでは、東洋医学的な、手のツボを効果と共に紹介させていただきます。
労宮
手のひらの真ん中にあるツボです。
精神的な症状に効果があるほか、めまいなどの自律神経の症状にも効果が期待できます。
神門
手のひら側の手首のしわの小指側に位置するこのツボは、労宮と同様に精神的な症状への効果が期待できます。
合谷
このツボは、手のひらではありませんが、東洋医学では、とても重要なツボになります。
場所は、人差し指の骨と親指の骨の交わっている付近のへこんでいるところです。
一番大きな効能は、便秘を解消することです。そのほかに頭痛などにも効果があります。
最後に
いかがでしょうか?
手のツボであれば、場所や場面などあまり関係なく刺激できるので、空いている時間を使って体のメンテナンスをしてみてください。
継続すれば、きっと体の調子が良くなることでしょう。
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