犬との暮らしはとても楽しく、豊かな表情と可愛らしい仕草は飼い主の心を癒してくれることでしょう。
犬を飼っている人の中には、「もう1匹飼いたい」と思う人も多いのでは?
ですが、勢いだけで増やしてしまうとトラブルの原因になります。
先住犬のストレスも考え、慎重になる必要がありますよ。
ここでは、犬の多頭飼育について、気を付けるポイントをお話いたします。
多頭飼育をする前に考えること
多頭飼育をしたいと思ったら、まずは可能かどうかを考えましょう。
判断するポイントは、一般的に次の3つです。
経済的な余裕はあるか?
犬には食費以外にも、色々お金がかかりますよね。
予防接種やトリミングなど、定期的に必要なものもありますし、病気や怪我などの突発的な医療費も必要となります。
また、旅行をする時にはペットホテル代が掛かります。
満足な環境で飼育が出来るか、よく考える必要があります。
体格差を考える
大型犬と小型犬で飼育するなど、体格差があり過ぎるとトラブルの可能性があります。
大型犬が遊びのつもりでも、ジャレつかれた小型犬が怪我をしてしまうことも。
また、散歩の時に歩くスピードが合わなかったり、運動量にも差があるので大変です。
犬だけのスペースを確保出来るか
それぞれの犬に、自分だけの場所を用意してあげられるか考えましょう。
先住犬との相性が悪い場合、しばらくは自分の空間で過ごす事になるので、スペースの確保は重要です。
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新しい犬を迎えた際の注意点
多頭飼育を始めたら、次の事に気を付けましょう。
予防接種が終わるまで一緒にしない
新しい犬が予防接種を終わるまでは、感染予防のために先住犬と直接接触させるのは避けましょう。
ケージ越しに顔を見せたり、飼い主が抱っこで近づけたりなど、軽くコミュニケーションを図る程度にしましょう。
少しずつ慣れさせる
予防注射が済んだら、少しずつ慣れさせていきます。
子犬をケージにいれ、先住犬にチェックして貰いましょう。
様子を見ながら遊ぶ時間を増やしていきます。
その時は、必ず飼い主が一緒にいてくださいね。
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上下関係は犬が決める
犬は上下関係を決める動物です。
「仲良くしなさい!」などと、飼い主さんが上位の犬を叱るのは、混乱を招いてしまいます。
あまりにも攻撃性が酷い場合を除き、干渉しないようにしましょう。
社会性を考える
先住犬の社会化が行われていない場合は、多頭飼育が難しくなる場合があります。
新しい犬に慣れるまで、時間が掛ることもあるでしょう。
その場合は、ケージを使ってゆっくり慣れさせていきましょう。
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最後に
犬の多頭飼育について、気を付けるポイントをまとめてみました。
新しい犬を迎えると、特に経済面での負担が大きくなるのでよく考えましょう。
スペースの確保や運動量のバランスなども、しっかり考慮する必要がありますね。
多頭飼育を始める時は、最初が肝心です。
焦らずゆっくり慣らして、犬同士が仲良くやっていけるように見守りましょう。
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