香りが強く、ドライフラワーにして飾る人が多いオレガノ。
イタリア料理でもお馴染みのハーブですね。
知名度が高く、育てやすいので、ベランダ栽培している人も多いようです。
今回は、そんなオレガノの特徴や、オレガノが持つ健康効果についてご紹介をしていきます。
オレガノって、どんな植物?
学名はOriganum vulgareです。
シソ科ハナハッカ属に分類され、原産地は地中海沿岸です。
6月~9月にピンクや白、紫色の花を咲かせます。
日本にやって来たのは江戸時代で、日本では別名ハナハッカやワイルドマジョラムとも呼ばれています。
学名のOriganumの語源はギリシア語です。オレガノはギリシアで、幸福のシンボルとなっています。
多年草であり、草丈は30~60cm。
香りが強く、肉料理の臭み取りに利用される事が多いです。
ピザやパスタなど、イタリアン料理には必須の香辛料と言えるでしょう。
香りには様々な効果があり、アロマオイルとしても活躍しています。
花をドライフラワーとして楽しんだり、ポプリにしたり、余すところなく楽しめます。
オレガノの効能
古代ギリシア・ローマ時代には、既にオレガノが使われていました。
風邪薬や頭痛薬として活躍していたようです。
胃腸の働きを整える作用もあり、消化を助けるハーブとしても有名です。
オレガノの抗酸化成分はとても多く、免疫向上やアンチエイジング、動脈硬化、高血圧などの予防にもつながります。
アメリカのロングアイランド大学の研究で、オレガノのカルバクロールという成分が前立腺がんに有効だと分かりました。
オレガノの抗菌作用は医学的に認められています。
インフルエンザやノロウイルスの予防にも効果的です。
また、疲労回復や気持ちの鎮静化を図る効果もあるので、溜まった疲れを取る事が出来ます。
女性の間では、ビタミンによるシミ・シワ・くすみの改善効果が注目されています。
肌の老化を抑制するのも魅力的です。
オレガノティーの作り方
手軽に摂取出来る方法として、お茶をおすすめします。
風邪予防や消化促進、リラックス効果を期待出来ます。
作り方は簡単です。
乾燥したオレガノを揉んで細かくし、ティーポットに入れます。
沸騰した熱湯を入れて3分蒸らしたら完成です。
最後に
強い香りを活かし、肉料理に使われる事の多いオレガノ。
実は、風邪やインフルエンザの予防や、胃腸の調整を整えるなど健康面での効果も大きいのですね。
ハーブティとして飲めば、リラックス効果も得られます。
ドライフラワーにしてインテリアとしても楽しめますし、全草無駄なく使えるハーブです。