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食虫植物が虫を捕まえる仕組みって、どうなってるの?その仕組みとタイプと種類。

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食虫植物はご存知の通り虫を捕まえて消化し、それを栄養とすることが出来る植物です。

虫の捕まえ方にはいくつかの方法があり、それによって分類されているのです。

それでは食虫植物がどうやって虫を捕まえているのか、その仕組みをご紹介します。

目次

ねばねばタイプ(粘着式)

葉っぱの粘液が美しいモウセンゴケの仲間と、きれいな花が魅力のムシトリスミレの仲間があります。

それぞれについてご紹介します。

モウセンゴケの仲間

葉っぱの淵に小さな水滴のようなものがたくさん見られます。

一つ一つの水滴は、触るとうっすら糸を引き粘着力があることが分かります。

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人が触った感じではそれほどネバついた感じはないのですが、夏などには小さな虫がビッシリつく様子をみると、しっかりとした粘着力があるようです。

この粘液の玉、逆光で見るととても美しいんですよ。

虫は、粘液に捕まると当然暴れます。するとその振動が刺激となって、食虫植物の葉っぱが虫を押さえ付けるように、巻きこむような動きを開始。

獲物が大きいほど、巻きこみ具合は大きくなります。

種類

カペンシス、マダガスカリエンシス、ロツンディフォリアなど

ムシトリスミレの仲間

こちらは茎や葉の表面にびっしりと粘液がついており、そこにくっついた虫を消化する仕組みになっています。

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花が大きく、まるでスミレのような形をしているのでムシトリスミレと呼ばれています。

種類

ラウエアナ、エセリアナ、モラネンシス、プリムリフロラ、アグナタなど

ぱっくんタイプ(挟みこみ式)

有名な「ハエトリグサ」がこのタイプです。

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葉の表面には突起上のものが出ていて、虫がそれ2回触れることで葉が閉じるようになっています。その速さ、なんと0.5秒!

このタイプは、ハエトリグサのみ!

ぽっとんタイプ(落とし穴式)

食虫植物の代名詞とも言える「ウツボカズラ」がこれにあたります。

また、サラセニアという仲間も細長い落とし穴に虫を落とす方式。

袋の中を見ると、透明な液体が入っているのが分かります。

このタイプの食虫植物には、他にもヘリアンフォラやセファロタス、ダーリングロリアなどがあります。どれも形がユニーク。

その中で特に有名な「ウツボカズラ」と「サラセニア」についてご紹介します。

ウツボカズラの仲間

蜜腺によって虫を誘い込みます。近づいた虫が袋の中に入ったら最後、もう出られません。

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袋の内壁が剥がれ落ちる構造になっているので、虫は消化液に落ちるしかないのです。

種類

ペルタタ、マキシマ、ベントリコサ、ジェントル、アラタなど

サラセニアの仲間

筒状の穴に虫を落とします。

蓋には迷路のような柄があり、これによって虫は出口が分からなくなると言われています。

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打ち側に生えた逆毛により、虫はもがくほど下に落ちていきます。

種類

レウコフィラ、プルプレア、アラタ、フラバ、プシタシナなど

シュッとタイプ(吸いこみ式)

この仲間は根っこに小さい袋がたくさんついていて、これを「補虫のう」と呼んでいます。

袋の周りのセンサーで微生物を感じると、袋の蓋が開いて水ごとシュッと中に吸い込むのです。

タヌキモやミミカキグサの仲間がこのタイプです。

タヌキモの仲間

水生植物として生き、水中の虫を捕らえるタイプはタヌキモ類と呼ばれています。

種類

オオバナイトタヌキモ、タヌキモなど

ミミカキグサの仲間

200種以上もの種類があります。

地上に生息して、土の中の微生物を捕らえる仲間をミミカキグサ類と呼んでいます。

種類

リビダ、サンダーソニー、ワーブルギー、タヌキモ、カリキフィダなど

最後に

食虫植物と一口に言っても、虫を捕まえる方法はこんなにあるんですね。

どの方法も無駄がなく、効率の良さに驚かされます。

上級者向けの難しい種類も多いですが、初心者でも十分栽培可能な丈夫な種類も!

夏になるとホームセンターで手軽に入手できたりもするので、興味があったら自分で育ててみるのも面白いですよ。

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