暑い、汗が出る、におう。
生きている以上、夏はこういったこととうまく付き合っていかなければなりません。
ハッカ油が夏の強い味方だということは、数年前から話題になっているので、すでに使っている人も多いことでしょう。
便利な反面、気をつけなければならないこともあります。
そこで、今回は、便利な活用法と注意点を、まとめてみました。
虫対策
ハッカ油の香りを嗅ぐと、ミントのガムや歯磨き粉のような爽快感があると思います。
それは、メンソールが主な成分だからです。
わが家は、虫除けのためにペパーミントとスペアミントを植えていますが、指で葉をこするとスーッと爽やかな香りがします。
ふと気づくと、網戸にびっしり蚊が止まっていたなんていうことはないでしょうか?
ハッカ油を使った虫除けスプレーは、予め網戸にスプレーしておいたり、天然の虫除けスプレーとして普段使いもできるので、一本あると便利です。
材料(100ml分)
- 無水エタノール 10ml
- 精製水 90ml
- ハッカ油 30滴くらい
- アルコールOKの容器
作り方
- 容器にハッカ油と無水エタノールを入れて混ぜる
- 完全に混ざったら精製水を混ぜ合わせる
すべてドラッグストアや100円ショップで手に入る物です。
作り方もとても簡単なので、材料さえ揃えれば誰でも簡単に作れます。
網戸にスプレーする場合はまんべんなくつくように、さらにタオルなどで全体に広げるとさらに効果が高まります。
ゴキブリなどにはもう少し濃い濃度のスプレーを作って、スポンジなどに染み込ませてキッチン等に置いておくことをおすすめします。
上記の材料のハッカ油の分量を50~60滴くらいに増やすと良いでしょう。
汗まみれの体
制汗スプレーとしても、使えます。変質の恐れもありますし、そういったものを体に触れさせるわけにはいかないので、長期保存しないことをおすすめします。
ということで、とても簡単に作る方法が、
「アルコールOKのスプレー容器に、容器の半量の水とハッカ油を数滴入れて混ぜ合わせる」
という方法です。
計量の必要もなく、簡単に新しいものを作ることができるのでおすすめです。
汗をかく前にスプレーしておいたり、寝苦しい夜に布団に入る前にひと吹きしておくと涼しさが全然違います。
わが家は朝出発前に子供の足の指と指の間を、ハッカ油をふくませたティッシュで拭いています。
帰宅後に足がにおわないので、夏にはとても助かります。
さらに入浴時は、湯船に数滴入れるだけでひんやりとしたお風呂のできあがりです。
シャンプーやボディソープに数滴混ぜても、スーッと涼しく洗うことができます。
注意点
万能なハッカ油、とても簡単に扱えるのですぐに使いたくなることと思います。
すでに少し触れていますが、使い方に注意しなければいけない点があります。
まず、スプレーを作るときは必ずアルコールOKの容器、または変質の恐れがないガラス瓶を使いましょう。
中身は無色透明なので、プラスチックと反応して変質しているかどうかわかりません。
さらに、容器にヒビが入る可能性があります。
また、清涼感を求めてスプレーをして一時的に涼しくなったとしても、実際には体温が下がるわけではなく、そのままでいると熱中症になってしまう危険があります。
氷や保冷剤などで体を冷やしたり、体温を下げたり水分を摂ったりしましょう。
湯船に入れる際は、入れすぎないように気をつけましょう。ジワジワと体が冷えていってしまいます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
おなじみの使い方もあったかもしれませんが、特に熱中症には気をつけないと命に関わります。
正しい使い方で快適な夏を過ごしましょう。