食事制限だけで体重を減らすダイエットは、身体への負担が大きく、拒食症や貧血、月経異常などの危険性があり、健康的なダイエットとは言えません。
また、無理や我慢をするため、長く続かないことが多いでしょう。
確かに、太ってしまう原因は、食べる量よりも運動する量が少ないことなので、食事の量を減らすことが手っ取り早い方法かもしれません。
ですが、太っているのは体重が多いか少ないかだけではなく、体脂肪率で決まります。
ダイエットを始めるなら、まずは体重計でご自身の体重と体組成を知りましょう。
そして、体重計にのる習慣をつけることで、続かない無理なダイエットとサヨナラできるでしょう。
体重管理でダイエット成功への近道!
ご自身の身体でも、脂肪や筋肉がどれくらいあって、増えたり減ったりしていることを認識するのは難しいはずです。そこで活躍してくれるのが、体組成も計れる体重計です。
ご自身の身体を知ることで、ダイエットへの意識が強くなり、健康管理にもなります。できるだけ同じ時間や条件で、体重計にのることを心掛けましょう。
数字で脂肪や体重が減っていることを見ると、モチベーションアップにもつながります。また、ダイエットを失敗してきた方は、反省点が見つかるかもしれません。
そして、量った体重を記録することも大切です。近年は気軽に体重管理ができる、アプリやフリーソフトもあるようなので、気軽に記録できるでしょう。もちろんノートでも構いません、ご自身が続けやすい方法で、毎日の体重を記録しましょう。
体重計にのって量ることに慣れてしまうと、数字から得られる影響が薄れてしまいがちです。そんな時は、結果をグラフにしてみるのもオススメです。変化が分かりやすいので、目標達成まで頑張ろうと気力が復活するかもしれません。
生活習慣や食生活も見直そう!
不規則な生活を続けていると、体内のエネルギーバランスが崩れてしまいます。
しかし、仕事や育児に追われていると、食事の時間が不規則だったり、食べ過ぎてしまったり…。難しいかもしれませんが、規則正しい生活を心がけつつ、栄養バランスを意識しましょう。
人間が1日に必要とする栄養素の必要量は決まっていて、どれかが不足しても身体に良くありません。バランスの取れた食事を摂ることで、身体は余分な食べ物を欲しがらなくなり、食欲が抑えられます。
また、気をつけたいのは、濃い味付けの料理です。塩分量が増えてしまうし、ご飯やお酒が進み食べ過ぎてしまいます。塩分の多い食事は、高血圧や心臓病の原因とも言われています。栄養バランスを考えつつ、薄い味付けを意識して調理しましょう。
そして、食べる時間も大切です。満腹中枢は食事を始めて、20分から30分くらいで作用するので、ゆっくり食べれば胃が満腹になるよりも前に、脳内の満腹中枢がコントロールされます。ゆっくり食べて、腹八分目を大切にしましょう。
最後に
イライラすると、甘いものが欲しくなるのは、ストレスとも関係があるようです。
脳内ホルモンにあるセロトニンは、不安をしずめてくれたり、心を落ち着かせてくれる働きがあり、糖分を摂ったときにも上昇するようです。
ダイエットを成功させたいなら、甘いものばかり食べてしまっては良くありません。
ストレスフリーな生活を心掛けてください。