テラリウムという言葉を聞いた事があるでしょうか?
これは、透明な容器の中で動植物を育てることを指します。
飼育ケースとは違い、観賞を目的としたもので、インテリア性の高さが特徴。
今、そんなテラリウムが人気を集めているんですよ。
材料さえ揃えば、あなたも作る事が出来ます。
今回は、テラリウムの作り方についてご紹介していきます。
テラリウムについて
先ほども触れたように、テラリウムと言うのは透明容器で動植物を育てることです。
最近人気が高まったように思われますが、実は19世紀のイギリスが発祥。結構歴史があるようです。
大きさは手のひらサイズから温室サイズまで、いろいろあります。動物園で見かける事もありますね。
置き型
基本の形で、初心者はここから始めると失敗がないでしょう。
置かれた容器に、小物や植物などを配置して作ります。
ハンギング型
フックを取りつけて、吊るすタイプです。立体的なインテリアとして効果的です。
アクアテラリウム型
水場と陸地を合体させたものです。
テラリウムの材料と作り方
テラリウムはただの飼育ケースではなく、その中に自然を再現して観賞価値を高めるものです。
ただ、あまり高度なものを作ろうとすると失敗の恐れがありますので、まずは簡単な物を組み合わせて作ってみましょう。
材料
動植物
初心者はまず、コケや多肉植物などから始めた方が良いでしょう。
小動物を入れる場合は、飼育方法をきちんと確認してからにしましょう。
透明な容器
コップや瓶、水槽など、ガラスがおすすめ。ペットボトルやプラケースなどを使ってもOK!
土
テラリウムに入れる動植物が生きて行くためには、土壌が必要となります。
土の他に、ミズゴケや砂など、底に敷くものを用意しましょう。ゼオライトを使うと水はけが良くなります。
デコレーションアイテム
自然の一部を切り取ったように見せたいので、天然の流木や石などがあると良いでしょう。
小物
ジオラマのような感じに、色々なフィギュアを配置する人も多いです。
照明、ポンプ、冷暖房
テラリウムで育てる生き物が日本の気候に合わない場合、冷暖房器具が必要となります。
また、水中の動物を飼育する時にはポンプも必要となるでしょう。観賞用の照明もあると良いでしょう。
作り方のポイント
下から順番に作っていくようにしましょう。土を入れてから、植物を植え、その後に苔を配置すると良いです。小物類は最後に置きます。
初心者は特に、容器の口は広めが良いです。中に植物を植えこむ作業の時、口が狭いととても大変です。
容器の中にギュウギュウに詰め込むのではなく、空間にゆとりを持った配置にしましょう。
お世話の仕方
置く場所は、温度変化の少ない場所にしましょう。直射日光が当たらないところが良いです。
また、水のやり過ぎに気をつけて下さい。容器内は蒸れやすいので、根腐れを起こす恐れがあります。
動物を入れた場合は、その動物の飼育方法に準じてお世話をしましょう。
最後に
自然環境を再現したテラリウムについて、その作り方をご紹介しましたがいかがでしたか?
単なる飼育ケースではなく、観賞価値をぐっと高めたテラリウムは、置いてあるだけでお部屋が癒しの空間になります。
ジャムの空きビンや100均のアイテムなどを使えば、初期費用はわずかで済みます。
誰でも手軽に始められるので、是非挑戦してみてくださいね。