夏になると、睡蓮の葉や花が水面を覆っているのを目にすることと思います。
美しいグリーンと色とりどりの花は、夏の暑さを忘れらせてくれるものです。
そんな睡蓮を、自宅で育てられるとしたらいかがでしょうか?
実は、初心者さんにも気軽に育てる事が出来るんですよ。
今回は、比較的難易度の低い、姫睡蓮に絞って栽培方法をご紹介します。
姫睡蓮って、どんな睡蓮なの?
姫睡蓮は、日本で越冬することが可能な温帯睡蓮の仲間です。
小型の温帯性睡蓮のことを指し、花の大きさは3cmくらい。とても可愛らしいんですよ。
1株で大体4~5輪の花を咲かせ、ひと夏に4~5回開花を楽しめます。
花の咲く回数は、その年の気温や日照時間によって左右されますし、株の個体差もあります。
一般的な睡蓮と比べて、株自体の大きさが小さいので、日当たりを確保出来れば屋内でもOK!
丈夫ですので、初心者さんでも安心して育てられますよ。
花が可愛らしいので、ベテランの間でも人気が高いです。
ボウフラ対策には、小魚をおすすめ
夏に水を溜めておくと、やはり心配なのはボウフラですよね。
ボウフラが沸くのが気になる場合は、水中に小魚を泳がせてみましょう。
アカヒレやメダカなどがおすすめです。
水中の苔も食べてくれますよ。
姫睡蓮の育て方
日当たり
日光が大好きなので、半日以上日の当たる場所に置いてくださいね。
キッチンの窓辺や出窓、縁側など、ちょっとしたスペースでも日が当たれば大丈夫です。
黄色くなった葉っぱは取り除き、新しい葉っぱに光が当たるようにしてあげましょう。
水替え
水が濁ってきたと感じたら、水を交換してあげましょう。
大体一週間に一度くらいが良いです。
その時に一気に全部交換するのではなく、半分くらいの量を交換しましょう。
もし小魚がいるのなら、カルキ抜きをした水を入れるようにします。
植え替え
姫睡蓮の根が張ってきたら、植え替えましょう。
土を入れた鉢に植え替えてから、水の入った容器に沈めればOKです。
ほかの植物もそれぞれ同様に鉢に植えて沈めれば、複数の種類の植物を楽しめますよ。
土
おすすめの土は、田んぼの土です。または畑の土でも良いでしょう。
ホームセンターなどの、野菜用に売られている土でも大丈夫です。
冬越し、害虫病
冬越しは特に問題ありません。水切れだけ気をつけておきましょう。
丈夫で害虫病の心配もありません。
最後に
暑い夏に、水面に綺麗に咲いている睡蓮を見ていると、暑さを忘れることでしょう。
そんな睡蓮を自宅で育てる方法をご紹介いたしました。
温帯性睡蓮の仲間の姫睡蓮なら、初心者さんでも間単に栽培出来るんです。
場所を取らないので、室内のちょっとしたスペースで大丈夫。
ただし、日当たりにだけは気をつけてくださいね。
メダカやエビを泳がせると、とても可愛くて癒されますよ。