紫外線は大きく分けると二種類あります。
皮膚の真皮層に達してお肌の弾力を奪い、シミやシワ、たるみなどの原因になるUV-Aと言われるA波と、痛みを伴う強い日焼けを起こすUV-BのB波があります。
これらの紫外線を防ぐ主な方法は、紫外線吸収剤の入っている日焼け止めなどで紫外線を吸収して、皮膚まで紫外線が到達しないようにするか、紫外線反射剤の日焼け止めを利用して、紫外線をお肌の上で反射させて吸収を防いだり、UVカットの日傘などで反射させて防ぐ方法などがあるでしょう。
UVカット素材を使って紫外線対策
紫外線カットの効果が高いとされている色は黒で、生地が厚く目の詰まった織り方の衣類が良いそうです。しかし、紫外線を通しにくいからと言っても、暑い時期に厚地で色の濃い服はなかなか選ばないでしょう。
そこで注目したいのが、UVカット加工が施してある衣類です。UVカット加工とは、カーボンやセラミックなどと紫外線吸収剤を、繊維の製造工程で練り込む方法や、衣料や製品に付着させる方法があるようです。
様々な種類の衣類の販売されているようですが、お好みのデザインが見つからない場合は、UVカット加工のパーカーやカーディガンを羽織るなど、工夫をすれば紫外線対策も安心です。
日傘や帽子も上手く取り入れよう
太陽から降り注ぐ紫外線を効率よくカットできる、日傘や帽子も取り入れたいアイテムです。
日傘を購入する場合は、1級遮光の布地を使った日傘や、紫外線対策がきちんとされているかの確認をして選びましょう。
日傘が使いにくいと言う方は、帽子を利用するのも良いでしょう。
帽子のデザインや素材によっても紫外線のカット効果は違います。紫外線対策を考えて帽子を選ぶ場合は、つばが大きく全体に付いていて、長さは7センチ以上あるとベストのようです。
ヘアスタイルが乱れてしまうので帽子はちょっと…と言う方や、日傘は荷物になるしさすのが面倒…と言う方でも、どちらか都合が良い方をセレクトして、紫外線対策を心掛けて下さい。
紫外線の多い時間や照り返しにも注意しよう
紫外線が最も多い時間帯と言われているのは、10時から14時の間で、その時間は屋内でも窓から日光が入っている場所では紫外線を浴びてしまいます。
さらに屋外では、太陽光が地面で照り返すので、大量に紫外線を浴びてしまうでしょう。舗装された道路は10%も反射していると言われています。また、夏のレジャーで訪れる海ですが、砂浜は20%の反射があるそうです。水着と言うお肌を露出している状態ですから、紫外線対策はしっかりしたいものです。
地面からの照り返しはもちろん、周囲から反射された光を防ぐことは難しいでしょう。日傘や帽子だけではなく、手袋やスカーフなども利用したり、日焼け止めを必ず塗るなどの対策も大切です。
最後に
お肌に直接塗る日焼け止めを多用したくないお子さんや、日焼けをあまり気にされていない男性でも、紫外線対策が簡単に出来る、日傘や帽子、UVカットの衣類などは便利でしょう。また、忘れがちな紫外線対策は目です。濃い色のサングラスは、視界が暗くなるため瞳孔が開いて紫外線を取り込んでしまいます。紫外線透過率や紫外線カット率などで判断しましょう。