家族みんなが元気で、それぞれの生活を自由に楽しめるというのは、当たり前のようでいて当たり前ではないのだと、後になって気付くものです。
どんなに健康な人でも、急に具合が悪くなったり、思わぬ事故に巻き込まれたりすることがあります。
そんな時、どんな対処をすれば良いのでしょうか?普段から備えておくべきことは何でしょうか?
家族が急に倒れて、大いにあたふたしてしまった私の反省を込めて、調べたことをここにまとめておきます。
救急車、呼ぶ?呼ばない?
「救急車は119番」。
誰もが知っていることですが、パニックになると、それさえも出て来なかったりするものです。
さらに判断に迷う原因になるのが、ニュースでよく聞く救急車のタクシー利用問題。
そう、台数に限りがある救急車は本当の緊急事態以外呼ぶべきではないのです。
ですが、どこからが緊急でどこまでが自力対応の範囲内なのでしょうか?
こんな症状は迷わず119。
突然の出来事に戸惑い、判断しかねるのは仕方のないことです。
でも、その数分、数十分の差が、生死を分けたり、後遺症の大小に関わったりします。
これを知っていたら・・・と後悔しないために、すぐに救急車を呼ぶべき5つのポイントを簡単にご紹介します。
どれか当てはまるようなら、すぐに119要請していいそうです
急変した
突然の激しい頭痛、突然40度を超える発熱、腹痛、胸痛、痺れなど、急激に症状が現れた場合。
意識がない
返事がない、話している内容がおかしい、呂律が回らないなど。
呼吸困難
急な息切れ、冷や汗が出るような呼吸の苦しさ、胸の圧迫感。
からだの半分がおかしい
顔の半分に麻痺がある、視野に欠損がある、片足片手に力が入らないなど。
出血が多い
突然の吐血、下血、ケガなどで量が多い場合。
迷ったら#7119
救急車を呼ぶかの判断に迷ったら、市町村の相談ダイヤル#7119があります。
私の住んでいる地区では、24時間看護師さんが常駐していて、症状を聞いてアドバイスしれくれます。
年齢や、持病の有無、発症した場所によっても対応は違うでしょうから、プロの方の意見が聞けるというのは助かりますね。
ちなみに、私の家族も救急かどうか判断に迷ってこのダイヤルを利用したのですが、#シャープを押し忘れて「繋がらない!?」と混乱しておりました。
「#」をお忘れなく・・・。
大切なのは日頃のコミュニケーション
いつもと違う症状に気づくのも、ちょっとおかしいと感じるのも、日頃の観察あってこそです。
食欲がない、薬を飲み忘れている、よく眠れていないなどなど、小さな気づきと適切な対応が、重症化を防ぐポイントになります。
それが、家族にしか出来ないケアなのだと思います。
いざという時に大切な人を救うために、普段から小さな変化をよく知っておくこと、正しい応急処置の仕方を身につけておくこと、心がけていきたいですね。