美しい熱帯魚と聞いて、みなさんが思い浮かべるのはどんな魚でしょうか?
ショップに行くと実に様々な熱帯魚がいますが、その中でもひと際目立っているのは「ディスカス」ではないでしょうか。
ディスカスは全身に美しい網目模様が入り、とても印象的な体色をしています。
一度は飼育してみたい、魅力たっぷりな熱帯魚。品種もたくさんあるんです。
今回は、そんなディスカスの特徴や品種についてご紹介します。
ディスカスって、どんな熱帯魚?
南米大陸のアマゾン川に生息する、体長16~20cmの魚です。
野生では群れで行動しています。
飼育にはコツが必要で、広めの飼育スペースを用意する必要があります。
繁殖期間中には、ディスカスダンスを見ることが出来ます。
また、稚魚に与えるディスカスミルクは、ディスカスの大きな特徴と言えます。
とても神経質な魚で、臆病です。寿命は5~10年くらい。
品種によって値段に差はありますが、大抵のショップで入手可能です。
ディスカス病、ヘキサミータ病、エラ病、白点病などにかかりやすいです。
どんな品種があるの?
ディスカスには、たくさんの品種があります。
その中から、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
ワイルドディスカス
ディスカスの原種です。
ワイルドディスカスは、更に次の4つに分かれています。
ヘッケルディスカス
ブラックウォーターを好み、アマゾン川の支流に多く生息。
水質は弱酸性、水温は26~30℃が適しています。
比較的酸性よりの水質と言えるでしょう。
体に大きく浮かび上がる黒い模様は、ヘッケルバンドと呼ばれています。
グリーンディスカス
流通量が多く、入手しやすいディスカスです。
アマゾン川の上流に生息しています。
背びれには美しい縁取りが見られます。
この模様を、ブラックアーチと呼んでいます。
ブルーディスカス
体が青く光り、とても美しく人気も高いです。
全身に青い模様が見られる個体は、ロイヤルブルーディスカスと呼ばれています。
ロイヤルですと、お値段が10万円以上することもあります。
ブラウンディスカス
アマゾン川の下流に生息。
ブラウンと言うより、オレンジ色をしています。
個体によって、ブラックアーチやバンドがしっかり見られる場合もあります。
アマゾン川の中流に生息しています。
飼育するには、弱酸性で水温は26~30℃が良いでしょう。
グリーンディスカスとほぼ同じです。
品種改良種
ターコイズディスカス
全身がターコイズのような、美しいブルーをしています。
気性が荒い一面もあります。
ブルーダイヤモンド
青い体は少し透き通って見えます。
目が赤いのがとても印象的で、アジアで作りだされた品種だそうです。
個体差が大きく、目が赤くない場合や、バンドやストライプがあったり無かったり、様々です。
ピジョンブラッドディスカス
ブルーのディスカスが多い中誕生した品種がこちら。
淡いレッドの体がとても美しく、多くのファンを魅了しています。
最後に
ディスカスの特徴や品種をご紹介しましたが、いかがでしたか?
美しい体色が特徴のディスカスは、ペットとしての歴史が古く、それだけにたくさんの品種が生まれています。
今回ご紹介した以外にも、魅力的なカラーがあります。
自分好みの色を見つけるために、アチコチのお店を見て回るのも楽しいですよ。