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まるで宝石みたい!ヤドクガエルの特徴やペットに出来る種類について。

コバルトヤドクガエル
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ヤドクガエルは、その名の通り毒を持つカエルです。

ですが体色がとても美しいため、毒があっても人気の高いカエルなんです。

ヤドクガエルにはたくさんの種類があり、どれも奇抜なカラーが印象的。

まるで宝石のようなので、飼育したいという女性も増えてきています。

そこで今回はヤドクガエルの特徴と、ペットとして飼育されている種類にはどんなものがあるのか紹介していきたいと思います。

目次

ヤドクガエルって、どんなカエルなの?

ヤドクガエル科に分類される、有毒のカエルです。

小型のカエルばかりで、最大の種類でも体長は6cmくらいしかありません。

奇抜な体色が特徴で、これは毒を持っていることを表す警告色となっています。

種類によって毒の強さは違いますが、毒が弱くても派手な体色をしている種類もあります。

強い毒の種類に似せた、ベイツ型擬態を呼ばれています。

生息している場所は広く、低地の熱帯雨林や高山などに及びます。

ヤドクガエルという名前は、かつてアメリカの先住民が使っていた吹き矢に由来しています。

狩りに使う吹き矢に、ヤドクガエル科フキヤガエル属の毒を塗っていたところから、この名前が付けられました。

寿命は10年くらいです。

勿論個体差があるので、もっと長生きする場合もあります。

もし飼う場合は、最後までお世話出来るかどうか考えてから、飼育を始めるようにしましょう。

ヤドクガエルの毒って、どれくらい強いの?

毒を持つカエルと聞くと、やはりその毒の強さが気になりますよね。

ヤドクガエルはアルカロイド系の神経毒を持っています。

種類によって強さが違いますが、強い毒だとゾウや牛を倒せるくらいの威力があります。

さすが、狩猟に使われていただけありますよね。

ちなみに、バトラコトキシンという自然界で最も強いと言われる毒を持つ種類もいます。

それはモウドクフキヤガエルと言いますが、なんとこのカエルにも天敵がいます。

マイマイ科のヘビなので、バラコトキシンへの耐性があるというのですから驚きですよね。

この毒は、体の中で作り出しているのではありません。

有毒の昆虫を食べながら、少しずつ体に毒を溜めていくのです。

そのため、飼育下では毒性が弱まっていきます。

皮膚の毒は無くなっていきますが、万が一の事も考えて触らない方が良いでしょう。

強い毒を持っていることを捕食動物達に示すため、派手な体色をしています。

これは警告色と呼ばれ、「食べたら危険だぞ!」と教えているのです。

昆虫や小動物に色の判別は難しいですが、コントラストは分かるようです。

色そのものではなく、色の強さによって判断しているそうです。

ヤドクガエルの代表的な種類

ヤドクガエルにはたくさんの種類があり、どれも鮮やかな色が美しいです。

そのため、コレクションしている人も多いです。

ここでは、ペットとして人気の高い種類を紹介していきますね。

コバルトヤドクガエル

とても美しい、コバルトブルーの体色をしています。

世界一美しいとも言われているほどです。

南アメリカが生息地で、繁殖方法が特徴的なんです。

卵は、雄が背中に乗せて移動します。孵化した後も、雄が背中に乗せて移動するんです。

体長は3~4cmくらいです。

とても強い毒を持つ種類なので、繁殖個体だとしても素手で触らないようにしましょう。

マダラヤドクガエル

コスタリカ、ハワイなどが生息地です。

大人しい性格をしていて、ヤドクガエルの中では比較的飼育しやすい種類です。

体長が4cmくらいになるので、小さいサイズのコオロギを与えられます。

大人しいので、同じケースに複数入れても大丈夫です。

黒に緑色の模様が入った体色をしていますが、生息場所によっては青い模様が入ることもあるそうです。

美しく飼育しやすい上に、ペットとしての流通量も多いので入手しやすいです。

初心者さんにもおすすめの種類です。

イチゴヤドクガエル

真っ赤な体色が、まるでイチゴのようなのでこの名前が付けられました。

真っ赤と言っても全身が赤一色ではありませんし、個体によっては青やオレンジの場合も。

斑点があったりもして、体色の個体差がとても激しいのが特徴です。

そのためコレクション性が高く、ペットとして大変人気のある種類です。

体長は1.7~2cmくらいです。

アイゾメヤドクガエル

スリナム、ブラジルなどの南米に生息しています。

小柄な種類が多いヤドクガエルですが、アイゾメヤドクガエルは体長が5cmくらいになります。

比較的大きくなる種類なので、コオロギを食べさせることが可能です。

コオロギならペットショップで購入出来るので、生餌が用意しやすいでしょう。

繁殖させた個体もよく流通していて、飼いやすい種類です。

そのため、初心者さんにおすすめです。

繁殖個体なら毒は無いと思われますが、念のため素手で触るのは避けた方が良いでしょう。

模様には個体差があり、体色も黒や黄色などもあって、コレクションする楽しみがあります。

キオビヤドクガエル

鮮やかな黄色と黒の網目模様をしていて、そのコントラストがとても美しいカエルです。

コロンビアやベネズエラ、ブラジル北部に分布しています。

その美しさから、ペットとしての人気も高くよく流通しています。

比較的乾燥に強いため、ヤドクガエルを初めて飼育する人にも人気があります。

ヤドクガエルの入門種と言えるでしょう。

体長は3~4cmくらいになります。

ヤドクガエルって、どれくらいの値段なの?

ヤドクガエルは、大体1~3万円くらいで売られています。

よく流通している種類なら、1万円前後です。

入手先は主に爬虫類専門店となりますが、専門店じゃなくても売っている場合があります。

最後に

ヤドクガエルについて、その特長とペットとして人気の種類を紹介しましたが、いかがでしたか?

ヤドクガエルには強力な毒があり、ゾウや牛を倒す種類も存在します。

毒を持っていることを知らせる「警告色」が、ヤドクガエルを宝石のように見せています。

鮮やかな体色はコレクション性が高く、ヤドクガエルの魅力にハマってしまう人も多いようです。

ヤドクガエルの毒は、有毒の生き物を捕食することで蓄えられるので、飼育下では毒は無くなっていきます。

繁殖個体も毒は無いと言われていますが、念のために素手で触らにようにした方が良いでしょう。

コバルトヤドクガエル

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