最近は若い人でも痛風の予備軍の人が増えてきました。
痛風になると歩くことも大変になるほどの痛みが出ることがあります。
また、足のむくみなどが出る場合は、靴を履くことも困難になります。一度なると簡単に痛風をなくすことは難しいように感じられます。
痛風がひどくならないように、痛風の原因と予防が出来る知識をまとめてみました。
痛風とは
痛風は日本では明治以前まではなかったと言われている病気です。この病気が増えたのは、食生活の変化によってと言われています。
痛風は尿酸が体にたまり、それが結晶になり、足が腫れ上がり、激しい傷みの症状がでます。これは痛風の発作と呼ばれています。
この痛風の発作は痛みを増していきますが、10日ほどで治まってきて、その後は全く症状がなくなります。しかし、治療しないでおくと半年から1年毎にこの症状を繰り返していきます。これを繰り返すと、発作の間隔が短くなり、関節の傷みだけではなく、腎臓が悪くなったり、尿路結石起きたりします。
主な原因は?
痛風の原因は尿酸です。尿酸は誰にでも身体の中にあります。
しかし、これが何かの原因で血液中に尿酸がたまり、身体の中に蓄積されます。それが結晶となり、痛風発作を引き起こします。
尿酸の元はプリン体です。プリン体を含むものは普段の食生活でも色々とあります。普段主食として食べている肉や魚にもプリン体は含まれます。
また、干し椎茸やほうれん草、納豆などにも多く含まれています。その他にはよく知っている人は多いと思いますが、ビールなどのアルコールにも多く含まれています。
酒と痛風の関係は?
痛風の元となる尿酸はプリン体が原因とされています。
最近はアルコールでプリン体ゼロなどと書かれているものが出ています。
プリン体を多く含むために、プリン体ゼロなどと表示があるのは、ビールになります。アルコールの中でもプリン体を多く含むものはビールが最も多いです。
痛風だからアルコールが飲めなくなるわけではありません。適正量となるビール500ml、1本程度に留めることでアルコールを摂取することができます。
また、アルコールで痛風の発症リスクを減らすと言われている物があります。
それは、ワインになります。ワインに含まれるポリフェノールが尿酸の排出を促進すると言われているからです。
最後に
痛風は欧米化している食生活が原因の病気になります。
そのため、普段の食生活の見直しが必要になります。
また、暑くなるとビアガーデンなどが開催されることで、ビールを摂取する機会が増えます。
しかし、痛風予防としても、飲み過ぎなどに注意して欲しいと思います。
痛風を発症する人は男性が多いので、男性は若くても注意が必要です。
健康診断などで、尿酸値など知ることができるので、注意して予防を心がけましょう。
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