フサフサの大きな尻尾が特徴の、森のアイドル「リス」。ペットとしても飼育されており、シマリスはペットショップで見かける事もありますね。
ペットとして飼育していると、リスの具合が悪いことに気付くこともあるでしょう。
そんな時、とても心配になって慌ててしまうかも知れませんね。
そこでここでは、リスが具合が悪い原因について、よくある事をいくつかご紹介していきたいと思います。
怪我をしている
ある日突然、リスの歩き方がおかしくなった場合は、怪我をしている事が考えられます。
リスと遊んでいたら血が出ている事に気付いた場合も、どこかに怪我をしているのでしょう。
軽い症状で心配なさそうな場合は、そのまま様子を見ても良いですが、出血が多い場合は動物病院へ連れて行きましょう。また、化膿している場合も受診が必要です。
怪我の原因としては、他のリスとのケンカが考えられます。飼育ケージを1匹ずつに分けましょう。
また、ストレスで自分の体を傷つけてしまうことも考えられます。ストレスで過剰に毛づくろいすることでも、皮膚が炎症を起こします。
骨折するほどの怪我は、部屋を散歩中に起こる事が殆どでしょう。うずくまって動かなくなっていたら、骨折の可能性もあります。
骨を強くするには、カルシウムを摂取させて5分間の日光浴を習慣にすると良いでしょう。
熱中症になっている
シマリスやキタリスは、暑さに弱いのでしっかりと対策をする必要があります。
リスは人間のように汗をかきませんので、体温調節が難しいのです。
ですから、エアコンで涼しくしてあげる必要があります。ケージの場所は、窓から離しましょう。
症状としては、グッタリとして呼吸が速まります。重症になると、ひきつけを起こしたりもします。もちろん、死亡する可能性も十分あります。
対処法は、濡れたタオルなどでリスの体を拭いてあげましょう。そうすることで、体温が下がります。薄めたスポーツドリンクを飲めそうでしたら、飲ませます。無理に飲ませるのはやめましょう。そして、なるべく急いで動物病院へ!
真菌症に感染している
真菌というのは、カビの一種です。これに感染することで皮膚疾患が起こります。
普段、健康な状態で症状が出る事はありません。ですが、体力が落ちている時には発症してしまいます。
抗真菌剤により治療をします。治るまで続ける必要があるので、獣医師の指示に従うようにしましょう。
歯周病や虫歯
餌をあまり食べなくなってきたら、口の中に異常がある可能性もあります。
口からの出血や膿が出ることもあり、そうなると切開する必要が出てきます。
おかしいと思ったら、獣医さんに診察してもらいましょう。
人間の食べ物は虫歯の原因になるので、与えないようにしましょう。
最後に
リスの具合が悪い原因について、いくつかご紹介しましたが参考になったでしょうか?
ペットとして人気の高いシマリスは、元々日本にいなかった動物ですので、日本の夏に馴染めません。
それで熱中症になるケースが多いようです。温度管理をしっかりして、ストレスのかからないような生活をさせる必要があるのですね。