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ペットボトルの飲み残しには要注意!ペットボトルの飲み残しから食中毒に。

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特に暑い季節は熱中症予防のためにも水分補給が不可欠です。

持ち運びしやすく一度に飲みきらなくてすむペットボトルは便利ですよね。

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しかし、直接口をつけて飲んだペットボトルの飲み残しには注意が必要です。

ペットボトルの飲み残しには菌が繁殖し食中毒を引き起こす危険性もあるのです。

目次

ペットボトルの直飲みにより菌が発生する

ペットボトルに直接口をつけて飲む、いわゆる直飲みをすると、口の中に残った食べ物のかすなどがペットボトル内に混入します。

それにより、ペットボトル内には多くの菌が発生します。

そのほとんどが、雑菌という病原性のないものですが、時には大腸菌や黄色ブドウ球菌、カンジダ菌などが発生することもあります。

これらの菌の発生源は、自分自身の手や鼻腔、口内なのです。

直飲みして、飲み残したペットボトルの中には、自身から発生した菌が大量に発生しているのです。

菌が繁殖する条件

菌が繁殖するためには3つの条件があります。

1つ目は、水分があること。

2つ目は、栄養があること。

3つ目は、適温であること。

甘い飲み物には糖分が含まれており、菌が繁殖する栄養分となります。

何かを食べながらペットボトルを直飲みすると、飲み物の糖分と食べかすにより、さらに多くの菌が繁殖することとなります。

ミネラルウォーターなどは、それほど菌は繁殖しないのですが、砂糖入りコーヒー飲料などは開封時125個だった菌が半日後には820万個まで増えているのです。

反面、お茶はカテキン成分が働き、菌の繁殖を抑制してくれます。

しかし、水やお茶でも油断は禁物です。

飲みかけて1日おいたお茶の中に、浮遊物があるのを見たことはありませんか?

これは、菌がペットボトル内で繁殖しているのです。

菌は、35~38℃くらいで繁殖するので、特に暑い季節に飲みかけのペットボトルを持ち歩いていると、菌の繁殖にとって好条件となります。

ペットボトルの菌は口をつけてから2時間後くらいから発生し始め、時間が経過すればするほど増殖していきます。

飲みかけたペットボトルの飲料を時間を空けて再び飲むことは、大量の菌を摂取することになるのです。

菌により引き起こされる症状

大腸菌や黄色ブドウ球菌が発生した場合、下痢や嘔吐、発熱などの食中毒を引き起こす危険性があります。

カンジダ菌によりにきびや口内炎、消化器の不調などが出るケースもあります。

食中毒になったら市販の下痢止めなどは服用せずに自然回復を図るのが一番の治療法ですが、その際には水分補給が欠かせません。

水分補給にはスポーツ飲料などがいいのですが、この時にペットボトルから直飲みして時間を空けて飲むとさらに菌が繁殖する恐れがありますから気をつけましょう。

ペットボトル飲料を飲むときの注意点

ペットボトルの直飲み、飲み残したペットボトルを時間をおいて飲むことは、菌を繁殖させ食中毒などを引き起こす危険性を含んでいます。

なるべく、コップなどに注いでから飲むようにしてください。

そして飲み残した場合は、できるだけ早く、5時間以内くらいに飲みきることが大切です。

または、飲みかけのペットボトルは5℃以下の冷蔵庫に保管し、やはり早めに飲みきりましょう。

糖分を含むジュースやスポーツ飲料、カフェオレなどの甘いコーヒー飲料などは、菌の繁殖が盛んになります。

ペットボトルを持ち運ぶときは、水やお茶の方がおすすめです。

また、たとえ冷蔵庫保管をしたとしても、開封して空気や人に触れた瞬間に菌の繁殖は始まります。

できるだけ早く飲みきるために、例えば小さなお子さんに飲ませるときなどは、500mlサイズではなく350mlサイズにするなど、量を減らすことも対策の1つです。

あわせて、ペットボトルだけでなく水筒でも同様のことが言えるので直飲みには気をつけてください。

最後に

特に暑い季節は、水分補給が欠かせません。

持ち運びに便利なペットボトル飲料は、手離せませんよね。

しかし、直飲みには気をつけてください。

直接口をつけることで、菌が繁殖し、食中毒などを引き起こすケースもあります。

ペットボトルは、なるべくコップに移して飲むこと、開封したらできるだけ早く飲みきることを心がけてください。

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