夏になると、よく見かける花の一つが、「クレマチス」です。
クレマチスは、つる性の植物で大きめの花を咲かせる、人気の植物。
ガーデニングを趣味にしている人なら、知らない人はいないくらい知名度が高いです。
クレマチスには2000~3000もの品種があり、日本でも実に様々な品種を目にします。
まだクレマチスを育てたことが無い人でも大丈夫。
栽培のポイントをご紹介しますので、是非挑戦してみてくださいね。
クレマチスって、どんな植物?
キンボウゲ科クレマチス属に分類される植物で、原産地は日本や中国、ヨーロッパ、北アメリカです。
和名は風車や鉄線です。
開花は5~10月で、夏の花として有名です。
イングリッシュガーデンに欠かせない花であり、庭づくりに人気の植物です。
そのため、クレマチスはヨーロッパが主な原産地というイメージを持っている人が多いようです。
でも実は、中国原産の花がとても多いんですよ。
そして、日本にもクレマチスの原種があります。
ボタンヅルや、ハンショウヅル、カザグルマなど、20種類ほどの原種があるようです。
カザグルマは、シーボルトによって持ち帰られたり、イギリス人が本国に持ち帰ったという話もあります。
日本のクレマチスは、海外で他の国の原種と交配されたのち、現在のような鮮やかな色彩の品種が生まれました。
クレマチスの栽培のポイントは?
環境
クレマチスは、日当たりの良い場所が好きです。
ただ、真夏の光が強すぎる場合は、遮光した方が良いです。
地面に植える場合は、最初にしっかりと場所を決めましょう。
クレマチスは、移植が苦手だからです。
植え方
土質を選びません。
園芸店で売られている培養土を使うと良いでしょう。
買って来た時の鉢より、2まわり大きい鉢に植えましょう。
根が下の方に伸びて行くので、縦長の鉢が良いでしょう。
水やり
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげましょう。
水切れに弱い植物なので、開花前に水が足りないと、花が咲かないこともあります。
冬の休眠期にも、水やりをしましょう。
肥料
肥料を欲しがる植物です。
切って咲かせたいなら、12~1月に与えた後、2カ月に一回固形肥料を置きます。
伸ばして咲かせたいなら、12~1月と花の後に与えましょう。
つるの誘引をしましょう
クレマチスを綺麗に楽しむためには、ツルを上手く誘導してあげる必要があります。
放っておくと枝が絡みあってごちゃごちゃになるので、柄だと枝が重ならないように、常にチェックしていましょう。
S字でもらせん状でもいいので、スッキリした状態にしておくと良いです。
最後に
夏に大きな花を咲かせ、とても華やかな印象のあるクレマチス。
その特徴と育て方のポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ネット通販でも手に入りますが、実際に自分の目で見て探すと、お店の人の話も聞けて良いですよ。
初心者さんにも楽しめる花なので、是非挑戦してみてくださいね。