熱帯魚には色々な種類がいますが、アクアリウムの初心者さんでしたらラスボラがおすすめです。
ラスボラは環境への適応力が高く、飼育しやすいことで知られています。
そして、品種もたくさんあるので観賞価値も高いのが魅力なんです。
今回は、そんなラスボラの特徴や種類についてご紹介いたします。
ラスボラって、どんな魚なの?
コイ目コイ科ダニオ亜科(ラスボラ亜科)に分類される、淡水魚の総称をラスボラと呼んでいます。
近年、さらに細かく分類されるようになり、ラスボラ属、ボララス属、トリゴノスティグマ属、スンダダニオ属、ミクロラスボラ属の5つに分けられています。
生息地は、タイからインドネシアの東南アジアです。
流れが緩やかな川に住み、何でも食べる雑食性の魚です。
寿命は2~3年で、様々な品種が存在しています。
大きさは2.5~4cmくらいで、水質に適応してくれるので初心者でも安心して育てられます。
水質が良ければ発色も良くなりますので、頑張り甲斐のある魚ですね。
性格は温和なので、群泳させるのも楽しいですよ。
ラスボラの品種の紹介
ラスボラにはたくさんの品種があり、40種類以上あると言われています。
その中から、特に有名な種類をご紹介いたします。
ラスボラヘルモルファ
ラスボラの中で、一番有名なのがこの種類でしょう。
体はオレンジ色で、黒い三角模様が特徴です。
色違いで様々なカラーが作り出されています。
ラスボラエスペイ
体の色は赤く、細長い三角模様が入っています。
飼育が簡単なので、初心者さんにおすすめです。
群れで飼育すると良いでしょう。
ラスボラマクラータ
とても小さなラスボラで、体長は2cm程度です。
小型水槽でも十分飼育出来る熱帯魚です。
餌は大きいと食べるのが大変ですので、フレーク状のものがお勧めです。
ミクロラスボラ
元々、地味な色合いなのがミクロラスボラですが、青や緑に色づいている種類や、星模様がある種類、花火模様の種類もいて、美しく観賞価値の高い品種です。
ラスボラヘンゲリー
体がメタリックに輝いていて、とても美しいのが特徴です。
ブルータイプとレッドタイプに分かれています。
他のラスボラに比べて環境の変化に弱いので、購入する時にはなるべく元気そうな個体を選びましょう。
最後に
環境に適応しやすく、アクアリウム初心者さんにもおすすめ出来るのが、ラスボラです。
品種が多く、価格も手頃なところも人気の秘密でしょう。
温和な性格なので、群れで泳ぐ姿を楽しむことが出来ますよ。
泳ぎは得意ではないので、弱めの水流で育てましょう。