ネバネバとした液体を葉から出し、それによって虫を捕らえるドロセラ。
そんなドロセラの仲間でも、特にサイズの小さい物をピグミードロセラと呼んでいます。
オーストラリア南西部に分布しており、花もとても小さいんですよ。
種をあまり作らないので、ムカゴで繁殖するのを基本としています。
それでは、ピグミードロセラについてのお話をしていきます。
ピグミードロセラって、どんな食虫植物?
オーストラリア南西部に自生している食虫植物の仲間で、小型のドロセラを指します。
ドロセラは、日本ではモウセンゴケとも呼ばれており、葉についた粘液で虫を捕らえます。
栽培は簡単な種類が多く、初心者にもおすすめの食虫植物です。
株が小さいので、たくさんの種類をコレクションしている人も多いです。
花も綺麗で、観賞価値の高い食虫植物です。
ピグミードロセラの基本的な栽培方法
ピグミードロセラは、ムカゴで入手するのがおすすめ。
ネットオークションは即売会などで手に入ります。
土
ミズゴケやジャリ系なら栽培可能です。
過湿が苦手なタイプなら、ジャリ系にしておくと良いでしょう。
鹿沼土、軽石、桐生砂などを混ぜてみても良いですが、水はけが良ければそれほど気にする事は無さそうです。
環境
日当りが良く、雨が当たらない場所が適しています。
暑さには強いのですが、近年日本の夏は異常な暑さとなっています。遮光すると安心でしょう。
空気中の湿度は必要ないので、風通しの良い場所で管理して問題ありません。
水
水やりの時に、土が掘れてしまったり、ムカゴが飛んでしまったりしないように注意!
いつも受け皿に水を溜める方法(腰水)だと管理が楽ですが、夏はお湯にならないように注意しましょう。
肥料
日当りが良い場所に置いておけば、肥料はいりません。
初心者は肥料を与えて枯らしてしまう危険もあるので、与えない方が良さそうです。
ただ、大型種では施肥が有効となります。薄めたハイポネックスを霧吹きで散布するなどすると良いでしょう。
冬
凍らないようにしておけば、大丈夫です。
可能であれば、5~10℃以上をキープしておきましょう。
衣装ケースや無加温の温室でOKです。
最後に
とても小さく可愛らしい、ピグミードロセラ。
場所を取らないので、たくさんの種類を集める楽しみもあります。
花は、葉のサイズに比べると大きめで、よく見るととても可愛らしいです。
ピグミードロセラの中でも、栽培方法が細かく分かれます。
今回ご紹介した方法は、全般的な方法です。
乾燥に強いタイプや、湿り気が好きなタイプなどに分かれます。
上の方法を基本として、自分の栽培環境に合わせて調整するようにしましょう。