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初心者にも飼い易いヘルマンリクガメ。ヘルマンリクガメの特徴と飼育に必要な道具について。

ヘルマンリクガメ
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ドーム状に盛り上がった甲羅が特徴のリクガメは、そのコロンとしたシルエットが可愛らしくて女性にも大人気です。

ペットとして飼育する人が増えて来て、ペットショップにたくさんの種類が並ぶようになりました。

ペットとして流通しているリクガメの仲間は、たくさんあります。

初めてリクガメを飼育するなら、なるべく丈夫で飼い易い種類を選びたいですよね。

そこでおすすめなのが、ヘルマンリクガメです。

ヘルマンリクガメ
ヘルマンリクガメ

今回はヘルマンリクガメの特徴や飼育に必要な道具について、詳しくまとめてみました。

目次

ヘルマンリクガメって、どんなリクガメなの?

リクガメ科ヘルマンリクガメ属に分類される、カメの仲間です。

ヘルマンリクガメはヨーロッパに生息していますが、生息する地域によって更に3種類に分かれます。

ニシヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメの基亜種です。

大きさは18~20cmくらいで、甲羅の色は黒っぽいです。

ヒガシヘルマンリクガメ

ニシヘルマンリクガメよりも体が大きく、大体30cmくらいにまで成長します。

野生では最大で35cmにもなる個体も居るそうですが、飼育下ではそこまで大きくなりません。

飼育下では、ニシヘルマンリクガメと大差がない個体が多いようです。

甲羅の色は、ヒガシに比べて黒い部分が少ないので、パッと見て黄色が強い感じです。

ダルマティアヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメの中で、一番体が小さいのがダルマティアヘルマンリクガメです。

平均で15cmくらいにしかなりません。

大きくても18cmくらいなので、飼育スペースはそれほど広くなくて済みます。

ただ、この種類は珍しいので、ペットショップで入手するのはかなり困難でしょう。

ヒガシヘルマンリクガメの亜種なので、模様はヒガシヘルマンリクガメに似ています。

3種の特徴など

寿命は、3種類とも大体30年くらいです。

他の爬虫類と比べて、かなり長生きをします。

もしかしたら、飼い主さんより長く生きることも考えられます。

年齢によっては、後を引き継いで飼ってくれる人を探しておく必要もあるでしょう。

ヘルマンリクガメは、大体2~4万円で販売されています。

ダルマティアヘルマンリクガメは3~5万円ですが、ペットショップで見かけることは滅多に無いでしょう。

どの種類も個体によって値段が若干違ってきます。

ベビーサイズだと、もっと安く売られています。

リクガメ初心者さんにおすすめの理由

冒頭でも書きましたが、ヘルマンリクガメは初心者さんにおすすめです。

リクガメの仲間には、巨大サイズに成長する種類や管理に神経を使う必要がある種類も多いです。

そして寿命がとても長いこともあり、初心者さんにはハードルが高いです。

そんなリクガメの中で、ヘルマンリクガメは小型で丈夫なのが魅力です。

同じく初心者さんにおすすめのリクガメに、ギリシャリクガメやロシアリクガメという種類もあります。

どちらも飼い易いですが、売られているギリシャリクガメの中には飼育が難しい種類も混ざっているようです。

きちんと種類を分けて販売しているか、確認してから購入しましょう。

ロシアリクガメは入手が若干困難になったようで、探さないと見つからないかも知れません。

総合的に判断して、特に初心者さんにおすすめなのはヘルマンリクガメだと言えるでしょう。

ヘルマンリクガメは、ブリーダーが繁殖させた個体しか流通していません。

そのため、人間に慣れているというのもペットとしての魅力の一つです。

性格に個体差はあるものの、比較的温和な子が多いようです。

お世話中に噛みつかれるということは、まず無いと思われます。

飼育する前に用意する道具って、何?

ヘルマンリクガメをお迎えすると決めたら、まず飼育環境を整えておきましょう。

それでは、必要な道具を紹介していきますね。

飼育ケース

爬虫類専用の、ガラス製のケージを用意すると良いでしょう。

サイズの決め方は2通りです。

成長に合わせて大きくしていくか、最初から大きいサイズを用意するか、どちらでもOKです。

最初から大きなサイズを用意する場合は、後から飼い直さなくて済むのがメリットですね。

その反面、掃除など管理は大変になるのがデメリットと言えるでしょう。

具体的なサイズですが、赤ちゃんの時は60cmサイズで十分です。

大人になったら90~120cmサイズが必要となります。

このサイズのガラス水槽は、結構重いので掃除が大変かも知れません。

衣装ケースで飼育している人もいますし、ケースを自作している人もいるようです。

ネットで検索すると、作り方が紹介されていますよ。

2種類のライト

カメに限らず爬虫類を飼育する際には、ライトを用意する必要があります。

種類や環境によっては必要ありませんが、必要になる場合が多いです。

2種類のライトとは、次の2つです。

バスキングライト

保温用のライトです。

変温動物であるカメは、気温が下がると体温も一緒に下がっていきます。

体温が下がり過ぎると、活動が出来なくなってしまいます。

それを防ぐために、バスキングライトでホットスポット(32~38℃の場所)を作りましょう。

紫外線ライト

骨や甲羅を丈夫に育てるためには、紫外線が欠かせません。

日光浴が出来る環境なら必要はないですが、昼間働いている人には難しいかも知れませんね。

冬などは気温が下がるので、外で日光浴させるのは厳しい地域もあるでしょう。

そんな時に役立つのが、紫外線ライトです。

一つ用意しておくと安心ですよ。

紫外線ライトは一年くらいで寿命になるので、消耗品と考えておきましょう。

床材

ヘルマンリクガメも爪が生えています。

床に何も敷かないでいると、ツルツル滑って歩きにくいです。

成長期に不安定な足場で過ごすと、骨格に異常おこす可能性があります。

床材として、何か敷いてあげましょう。

人工芝や赤玉土、ウッドチップなど色々あります。特に決まりはありません。

水入れ

リクガメですが、水浴びをすることもあるので大きい容器に水を入れてあげましょう。

軽いとひっくり返すので、ある程度重みのある容器がおすすめです。

どんなエサを与えればいいの?

ヘルマンリクガメは雑食なので、結構何でも食べてくれます。

飼育下では、野菜や野草を主食に与えていきましょう。

野菜だけとカルシウムが足りないので、エサにはカルシウムパウダーをかけてあげましょう。

果物は糖分が多ので、主食には向いていません。

オヤツとして与えるのなら、大丈夫です。

最後に

ヘルマンリクガメについて、特徴や飼育に必要な道具を紹介しました。

初心者向きと言われるリクガメの中でも、特におすすめなのがヘルマンリクガメです。

小型で飼育しやすく、性格が温和で人に慣れやすいのが魅力です。

入手も簡単なんですが、一つ問題なのが長寿ということ。

長く一緒に居られるのは嬉しいですが、30年以上生きると想定して検討する必要があります。

カメの方が長く生きそうな場合は、自分が飼えなくなったら後を引き継いでくれる人を探しておきましょう。

その点をクリアすれば、毎日癒しを与えてくれる最高の存在になることでしょう。

ヘルマンリクガメ

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