元気いっぱいだった愛犬も、高齢になるにつれ動きが鈍くなったり、散歩を嫌がったりし始めます。
夜鳴きが酷くなる場合もあるでしょう。
こうした老化現象はその犬によって違い、上手に対処していくしかありません。
ここでは、犬の年齢換算と老化現象についてお話をしていきます。
目次
犬の年齢換算方法
犬は人間よりも、ずっと早く年を取ります。
愛犬が今、人間で言うと何歳くらいなのかを把握出来れば、老化具合もイメージしやすいですよね。
犬の体のサイズによって違ってくるので、ここでは中型犬についてご紹介いたします。
犬の生後1年は、人間でいうと13歳です。
生後1年半で人間の20歳になり、2歳で人間の24歳になります。
それ以降は5歳ずつ年を取っていき、10歳で人間の64歳になります。
ちなみに体が大きい程老化のスピードが速く、超大型犬は9歳で人間の99歳になります。
犬の様々な老化現象
歩き方の老化現象
- 散歩に行きたがらなくなったり、すぐに帰りたがるようになる。
- 足を引きずるような歩き方になったりする。
- 段差でつまづいたり、階段が苦手になる。
- 物にぶつかりやすくなる。
- 肉球が固くなってくる。
- 立ち上がる動作が、ぎこちない。
睡眠に関する老化現象
- 以前よりも寝る時間が増える。
- 睡眠時間が以上に短くなったり、徘徊することが多くなる。
- 夜中に大声で鳴く。
性格に関する老化現象
- 他の犬とのコミュニケーションを取らなくなる。
- 温厚な犬だったのに、気が荒くなる。
- 情緒不安定になる。
生活に関する老化現象
- トイレ以外の場所で用を足す。
- 飼い主の見分けがつかなくなったり、飼い主の言う事を聞かなくなる。
- 体温調節が上手く出来ず、寒さに対応しにくくなる。
- いつも暖かい場所にいたがる。
呼吸に関する老化現象
- 息をする時に、ゼーゼーと音が聞こえる。
- 痰が絡む音がする。
- 咳が増える。
- 呼吸が浅くて、静かになる。
消化関係の老化現象
- 食べ過ぎると吐きやすくなる。下痢をしやすい。
- 便秘が2~3日続くことがある。
- 口臭がしたり、歯がぐらついたり、歯の汚れが目立つようになる。
- 水を飲む量が、増えてきたり、減ってきたりする。
その他の老化現象
- 体を撫でても、あまり反応しなくなる。
- 尻尾をいじっても、気にしない。
- 鼻が乾きやすくなる。
- 皮膚にイボが出来る。
- 薄毛になる。
- 発情期が不安定になる。
- 眼球が震える。
最後に
犬の老化現象についてお話をしましたが、いかがでしたか?
愛犬の様子がそれまでと違ってきたら、老化の始まりかも知れません。
老化のサインは犬によって違いますし、病気のサインかも知れませんので、まずは動物病院で相談してみることをおすすめします。
老化は仕方のない事で、防ぎようがありません。
なるべく早く気付いて、上手に対処してあげたいものですね。
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