リスと言えば、シマリスを思い浮かべる人が多いことでしょう。
シマリスは昔からペットとして人気のあるリスなので、他の種類に比べて見かける機会も多いですよね。
実はシマリス以外にも、ペットとして飼えるリスの種類はいくつかあるんですよ。
今回はペットとして飼われているリスについて、種類と特徴をまとめてみました。
それぞれ、飼育する時の注意点も書いてあります。
これからリスを飼おうと思っている人は、是非読んでみてくださいね。
おすすめ 1. シマリス
体長12~15cm、体重80~130g、寿命6~10年。
値段の相場は5000~1万円。
名前の通り、顔や尻尾に縞模様があるリスです。
シマリス科に分類されるリスで、日本にも北海道にエゾシマリスが生息しています。
ペットとして売られている個体は、殆どが海外から輸入されています。
シマリスの性格は、陽気で人懐っこいです。
好奇心が旺盛でいたずら好きな所もありますが、やはりリスなので臆病な一面はあります。
飼育環境に慣れて来ると元気いっぱいに活動をし始めるので、時には脱走されることも。
部屋の中には電気のコードやドアなど、危険な場所がたくさんあります。
脱走中に命を落とす可能性もあるので、ケージはしっかりロックをしておきましょう。
飼育のポイント
適温が20~25℃なので、夏も冬も室温の管理が必要となります。
15℃以下になると冬眠してしまいます。
ペットとして一番人気があり、飼育しやすいとされているシマリスですが、大人のリスを鳴らすのは困難です。
お迎えするならベビーの頃が良いでしょう。
おすすめ 2. バナナリス
体長17~22cm、体重150~280g、寿命6~8年。
値段の相場は6万円くらい。
東南アジアに生息するリスで、バナナが大好きなのでこの名前が付けられました。
マンゴーやリンゴも好きでよく食べます。
体つきは細くて、目が大きく可愛らしい顔をしています。
シマリスよりも大柄で、個体数は少なめです。
バナナリスの性格は、臆病でデリケートです。
あまり人に慣れないリスなので、観賞を目的にすると割り切った方が良いかも知れません。
ですが性格には個体差があるので、中には慣れて肩に乗ってくれる子も居ますよ。
飼育のポイント
バナナリスは東南アジアに生息しているリスなので、寒さが苦手です。
適温は20~28℃なので、冬は室温が下がらないように気を付けましょう。
歯が伸び続ける動物なので、何かを齧っている必要があります。
ケージの中に、齧っても良い物を入れてあげてください。
運動量が多い種類なので、ケージは大きめのサイズを用意しましょう。
50cm四方以上のものが好ましいです。
おすすめ 3. インドヤシリス
体長15~18cm、体重100~120cm、寿命5~6年。
輸入が禁止されているリスなので、日本国内で繁殖した個体を買うことになります。
あまり流通していないので、入手が難しい種類です。
インドヤシリスの性格は、野生味が強いのが特徴です。
人間に慣れるは殆どありません。ベビーから飼っても難しいでしょう。
また、飼育に関する情報が少ないので、リス飼育の初心者さんにはおすすめ出来ません。
飼育のポイント
警戒心が強く、音や動きに対してとても敏感です。
落ち着いて過ごせる場所を用意してあげないと、ストレスで病気になる可能性が高まります。
無理なスキンシップもストレスになります。観賞用として飼うのが良いでしょう。
おすすめ 4. コロンビアジリス
体長30~40cm、体重350~800g、寿命5~6年
値段の相場は3~5万円。
カナダのブリティッシュコロンビア州に生息するので、この名前が付けられました。
毛色は様々で、赤茶色や灰色などバリエーション豊かです。
体が大きなリスで、観賞用のペットとして人気があります。
コロンビアジリスの性格には個体差があり、人に慣れて甘える子もいます。
ですが基本的に慣れるまでに時間が掛かります。
噛まれて大怪我をすることもあるので、小さな子どもが居る家庭では避けた方が良いでしょう。
飼育のポイント
砂浴びをしたがるので、ケージ内に砂浴び用の容器が必要となります。
太りやすい傾向があるので、食事の管理に気を付けましょう。
おすすめ 5. リチャードソンジリス
体長30cmくらい、体重300~500g、寿命5~7年。
値段の相場は1~3万円。
リチャードソンジリスはオグロプレーリードッグに似ています。
グロプレーリードッグが輸入禁止になったので、代わりに人気が高まってきました。
単独生活をする動物なので、人には懐きにくいとされています。
ただ個体差があるので、気長に慣らしていけば手乗りになるケースもあるようです。
リチャードソンジリスは神経質な性格をしています。
どのリスにも共通していますが、飼育環境は静かな場所が良いでしょう。
ストレスで凶暴になったりもするので、落ち着く場所を用意してあげてくださいね。
飼育のポイント
栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
太りやすい個体や痩せやすい個体など、体質にも個体差があります。
自分が飼っているリスの様子を見ながら、調整していきましょう。
おすすめ 6. アメリカモモンガ
体長13~20cm、体重55~85cm、寿命10年くらい。
値段の相場は10~13万円。
アメリカモモンガも、リスの仲間なんですよ。
大きな目がチャームポイントで、皮膚が羽のようになっていて滑空することが出来ます。
臆病な性格をしているので、大人の個体はまず懐かないでしょう。
ですがベビーの頃から育てていれば、懐いてくれます。
焦らず根気強く、愛情を注ぎ続けましょう。
飼育のポイント
夜行性の動物なので、昼間はそっとしておいてあげましょう。
巣箱は必ず用意してあげてくださいね。
木の上が好きなので、止まり木を上手く使って樹上生活出来る環境を作ってあげましょう。
最後に
ペットとして飼育されているリスについて、種類や特徴をまとめてみました。
いくつか挙げましたが、一番懐きやすくて飼い易いのはシマリスです。
初心者さんには、迷わずシマリスをおすすめします。
人気が高く飼っている人が多いので、飼育に関する情報量も多いので安心ですね。
リマリス以外の種類は、ある程度飼育の経験を積んでから挑戦するのが良いかも知れません。
リスは基本的に臆病な性格なので、過度のスキンシップはストレスになります。
懐きやすいシマリスでも、慣れない内は無理やり触るのは控えましょう。
リスの仕草はとても可愛らしく、見ているだけでも癒されます。
お気に入りの子をお迎えしたら、大切に育てていきましょう。
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