熱帯魚の水槽に何かアクセントになる魚を泳がせたかったら、赤い魚がおすすめです。
鮮やかな体色は水草によく映えるので、差し色として飼育する人も多いです。
私もゴールデンアカヒレやプラティを泳がせていますが、水槽を見た時にパッと目が行くのは赤い魚です。
熱帯魚の中には、体に赤い部分がある種類が結構たくさんあります。
今回はその中から、入手しやすい種類を紹介していきたいと思います。
レッドファントムテトラ
体長が4cmくらいの小型の熱帯魚で、カラシンの仲間です。
温和な性格で育てやすく、混泳も可能です。
体が小さいので、小型水槽でも飼育出来るのが魅力です。
寿命が比較的長めで、5年くらい生きます。
レッドファントムルブラという名前で売られているものは、レッドファントムよりも値段が高めです。
ルブラは、より赤色が強いので水草水槽におすすめです。
ショップでよく見かける種類なので入手しやすく、飼い易いので初心者さんにもおすすめです。
ディープレッドホタルテトラ
カラシンの仲間で体長が2cmくらいの、とても小さな熱帯魚です。
小さいながらも濃い目のオレンジ色が美しく、尻尾の付け根がメタリックに光るのもカッコイイです。
泳ぎ方がユニークで、まるで水中でホバリングしているような雰囲気があります。
飼育環境に馴染むに従って、体色はどんどん鮮やかに濃くなっていきます。
こちらもよく見かける種類で、入手しやすいでしょう。
飼育も特に難しくないので、人気の魚です。
チェリーバルブ
まるでチェリーのように赤い体色が、とても美しい熱帯魚です。
水質変化に強く飼育が簡単で値段も安いので、初心者さんにおすすめですよ。
体長は5cmくらいで、温和な性格をしています。
混泳させる場合は、同じくらいの大きさの魚が良いでしょう。
購入当初は赤味が少ないかも知れませんが、環境に慣れれば美しく発色します。
プラナリアやカワコザラガイを食べてくれます。
繁殖しやすいので、魚を増やしたい人におすすめです。
グッピー
熱帯魚の代名詞とも言える、色鮮やかなグッピー。
ヒラヒラの尾びれが印象的な、小型の熱帯魚です。
丈夫で飼い易い上に、繁殖も簡単で非常によく増えます。
卵胎生なので、稚魚の姿で生まれてきます。
増え過ぎて困ることもあるくらい、どんどん増えます。
品種改良が盛んで、赤色以外にも様々な体色があります。
プラティ
体長は5cmくらいで、上下に幅のある体形をしています。
カダヤシ目カダヤシ科に分類されていて、とてもよく繁殖することで有名です。
プラティは卵胎生で、稚魚の姿で生まれてきます。
出産前のメスは、お腹が四角くなる程パンパンに膨らみます。
私も大好きな魚で、ミッキーマウスプラティを飼っています。
尻尾の付け根に、ミッキーマウスのような模様が付いていて可愛いですよ。
プラティはかなり丈夫なので、初心者さんも問題なく飼えると思います。
ただ、グッピーと同じかそれ以上の繁殖力なので、増え過ぎて困っている人もいるようです。
小型の水槽だとあっという間に過密になる可能性があるので、増やしたくない人にはおすすめ出来ません。
ボララスブリジッタエ
体長がわずか2cmくらいの、コイ科の熱帯魚です。
濃いオレンジ~赤の体色が美しく、小さいながらもよく目立ちます。
寿命は2~3年でそれほど長くなく、短いと1年くらいのこともあります。
縄張り意識が強いので、小競り合いをすることもあります。
大きな魚と混泳させると食べられてしまうので、混泳させるなら小型の熱帯魚にしましょう。
警戒心が強くて、水草に隠れている時間が多くなるかも知れません。
よく出回っている魚で、値段も手頃です。
丈夫ですが、購入時だけは気を付けて様子を見てあげましょう。
環境に慣れれば、飼い易い魚と言えます。
レッドグラミー
体長が10cmくらいになる、スズキ目アナバンティ科の熱帯魚です。
体色は濃いオレンジ~赤で、尻尾は透明です。
小さな口と、細長く伸びた胸ビレが特徴的です。
この胸ビレは触角のように使われていて、気になるものを突いて確かめたりします。
これをグラミータッチと呼んでいます。
強い水流が苦手なので、弱めの水流で過ごせる環境がおすすめです。
水草を多くしてあげると、ゆっくり休めるかも知れませんね。
ラミーノーズテトラ
体長5cmくらいの、カラシン科の熱帯魚です。
大抵のアクアショップで見かける定番の魚で、丈夫で育てやすいため入門の魚として飼う人が多いです。
この魚は全体的な色としてはグレーなんですが、頭部の赤色と尻尾の縞模様が美しいです。
ちなみにラミーノーズというのは、酔っぱらいの赤い鼻という意味です。
小型水槽でも飼育が出来ますが、たくさん入れ過ぎないように気を付けましょう。
飼育スペースの目安は、体長1cmに水1Lです。
30cmサイズの水槽だと、2~3匹程度でしょう。
スカーレットジェム
泳ぐ宝石とも言われるほど、オレンジ色の体色とヒレが美しい魚です。
体長が3cmくらいのとても小さな魚で、寿命は1年くらいです。
野生種の体色は濃く鮮やかですが、水槽でストレスを感じていると色が薄くなったりします。
ですが飼育環境を整えることで、綺麗な色に育てることが出来ますよ。
この魚は貝類を好んで食べるので、スネールが増えるのを防いでくれますよ。
ただ、大きくなってしまった貝は食べないので、それは自分で取り除く必要があります。
プラナリアも食べるので、気になっている人におすすめです。
最後に
水草に映える赤い体色の熱帯魚を紹介しましたが、いかがでしたか?
水槽に赤い魚が泳いでいると、とても良いアクセントになります。
特に水草水槽には、抜群に映えるのでおすすめです。
私が飼っているプラティも、まるで金魚のように赤くてお気に入りです。
金魚に比べて水を汚さないところも、魅力ですよね。
今回紹介したのは、どれも初心者さんにも飼い易い種類ばかりです。
繁殖に挑戦してみたいのなら、グッピーやプラティがおすすめですよ。
ただ、増やし過ぎると一気に過密状態になるので注意が必要です。
もし水槽に入れる赤い魚を探していたら、是非参考にしてみて下さいね。
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