ペットとして人気の高いカメ。丈夫でお世話が簡単な種類も多く、子供が面倒を見ているお宅もありますよね。
カメを飼っていると、気になるのが冬の過ごし方です。
冬眠をさせてみたいけど、方法が分からないと不安ですよね。
そこで今回は、カメの冬眠のさせ方についてご紹介していきます。
冬眠させてもOKなカメ
カメなら何でも冬眠させて良いかというと、そうではありません。
基本的に、日本原産のカメは冬眠させても大丈夫です。クサガメやイシガメは、土の中でも水の中でも、どちらでも冬眠出来ます。ミドリガメは外来種ですが大丈夫です。
ミドリガメ以外の海外のカメは注意が必要!
熱帯原産のカメは冬眠をしませんので、冬場は室内で加温飼育しましょう。
リクガメの冬眠は、ベテランでも難しく大変気を遣うものです。
また、体力がなさそうな個体は冬眠に耐えられない場合があります。
冬眠の判断をする時には、健康状態をよく見ることが大切です。
水棲カメの冬眠方法は?
水の中で暮らすカメは、どうやって冬眠をさせたら良いでしょうか?
クサガメ、ミドリガメ、イシガメなどがこれにあたります。
まずは、秋になり気温が下がってきたら、少しずつ餌の量を減らしていきましょう。
野生のカメは11月頃から冬眠に入ります。冬眠の2~3週間前から餌を与えないようにします。
腸内に餌が残っていると、冬眠中にそれらが腐敗して死んでしまうこともあります。
冬眠前に全部出してしまうように、きちんと絶食をさせましょう。
水中で冬眠の場合
屋外の水槽で冬眠させる時には、気温が下がって来ると同時に水槽の水を深くしていきます。
水を深くしておけば、カメが凍るのを防げるからです。水が凍らないように常に気を配っていましょう。
アク抜きの落ち葉などを入れておくのもオススメ。
土の中で冬眠の場合
水槽の中に、土やミズゴケを敷きます。深さは30cmくらいが良いでしょう。その上に落ち葉を敷き詰めるのもオススメです。
用意が出来たら、カメを冬眠ケースに入れます。自分で潜っていきますので、静かに見守っていればOKです。
潜る時期はカメが判断しますから、飼い主が埋めたりしないで下さいね。生き埋めにされたら、息が出来ずに死んでしまいます。
気温が5℃以上をキープ出来る場所を選びましょう。
週に1回程度、軽く霧吹きをかけてあげるようにしましょう。
最後に
飼っているカメの冬眠方法についてお話をしましたが、いかがでしたか?
私はミシシッピニオイガメを飼っていますが、今まで一度も冬眠をさせたことがありません。
冬眠可能な種類のようですが、なんとなく怖くて加温飼育を続けています。
冬でもヒーターなどを使って水温をあげれば、冬眠させなくても元気に過ごせますので、不安が大きい人はそういった選択もありますよ。