犬の鳴き声には、様々な感情が込められています。
甘えている時、怒っている時、警戒している時など、その時の気持ちによって声が変わるんです。
犬を飼っていると、犬の気持ちを知りたい時ってありますよね。
そんな時には鳴き声をよく聞いてみて下さい。
それでは、犬の鳴き声と気持ちについて、お話をしていきます。
目次
鳴き声で気持ちを読み取る、4つのポイント
犬の鳴き声にはワンワンやキャンキャンなど数種類のパターンがあります。
それと併せて、声の調子でも感情を表現しています。
それが次の4つです。
- 声の大きさ
- 声のスピード
- 声の長さ
- 声の回数
それでは、具体的に鳴き声と気持ちの関係を見ていきましょう。
ワンワンと鳴く時
- 高い声で「ワン!」と鳴くのは、嬉しい気持ちの時です。
口元を見ると笑っているように見えることもあります。 - 連続で「ワンワン」とテンポよく鳴くのは、遊びの最中など、楽しい気持ちになっている時です。
- 低い声で「ワン」と鳴くのは、「やめて!」と言っています。
低く連続で鳴き出したら警告の意味です。やめないと、攻撃に転じることでしょう。 - 立て続けに「ワンワン」と吠えたてるのは、警戒している時です。耳を立て、周囲に気を配っています。
- 短く鋭い「ワンワン」は、要求鳴きです。要求に負けると、鳴いて要求することを覚えてしまいます。
キャンキャンと鳴く時
- 高い声でキャンキャン鳴くのは、おねだりしている時です。要求に応えてしまうと、次第に声が大きくなる可能性があります。
- 「キャン!」と甲高く1回鳴くのは、痛い時です。どこかにぶつかったとか、尻尾を踏まれた時など、ちょっとした痛みでも鳴きますが、一応、体の様子を見てあげてくださいね。
- 「キャンキャン」、「キャーン」と悲鳴のような声を挙げ続けるは、相当強い痛みがある時です。
深刻な状態かも知れないので、すぐに動物病院に行くことをおすすめします。
クーンと鳴く時
- 力なく「クーン」と鳴くのは、不安を感じている時です。しっぽが足の間に巻きこまれていることでしょう。
- 「クーン」と高い声で伸ばすのは、服従している気持ちを表しています。
クンクンと鳴く時
- 甲高い「クンクン」という声は、甘えている時やおねだりしている時に出します。
- 弱々しく「クンクン」と鳴くのは、不安やストレスを表しています。
ウーッと鳴く時
- 前のめりの体勢になり、顔にしわを寄せて牙をむいている様子の時は、威嚇や攻撃のサインです。いつ噛みついてもおかしくない状態です。
臨戦態勢をとっていなくても、ウーッと唸ったら警告の意味があるので注意しましょう。 - 遊んでる最中に、楽しすぎて唸ることもあります。
最後に
犬の鳴き声別に気持ちをまとめてみましたが、いかがでしたか?
犬の気持ちを知る上で、大きなヒントとなるのが鳴き声です。
そして、鳴き声と一緒に見せる表情やしぐさにも注目してみましょう。
吠えている意味が分かれば、しつけに役立てることも出来ますね。
全身で気持ちを伝えようとしているのが分かると、より一層愛犬が愛おしくなることでしょう。
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