ヘビをペットにする人が増えています。
様々な種類のヘビがペットとして飼育されていますが、その中でも初心者さんに飼いやすい種類の一つに、セイブシシバナヘビがいます。
セイブシシバナヘビは、顔つきが可愛いということで人気が高まってきているんです。
飼育スペースも比較的小さくて済みます。
ただ、弱いながらも毒があるので注意は必要でしょう。
ここでは、セイブシシバナヘビの特徴や性格、飼育道具についてお話をしていきます。
セイブシシバナヘビの特徴
マイマイヘビ科シシバナヘビ属に分類されるヘビです。
アメリカ合衆国とカナダの一部に分布しています。
全長は、オス50~60cm、メス60~90cmです。
個体差があり、154cmにまで育ったメスの報告があります!
乾燥した草原や、半分砂漠地帯に生息しています。
鼻先が尖って上を向いているのが特徴で、とてもキュートな顔が人気です。
この鼻先で巣穴を掘ったり、餌を探したりするのです。
カエルなどの両生類が主な餌となります。
他にも、小型爬虫類や小型鳥類、小型哺乳類を食べます。
的に襲われた時には、臭いニオイを出して血を吐き、死んだふりをします。
唾液に含まれる毒には注意が必要です。
毒の危険性はどれくらい?
唾液には、弱いながらも神経毒が含まれています。
噛まれた時に、傷口から唾液が入ると腫れて痛みが出てきます。
噛まれたまま時間が経つと毒が効いてきますが、ちょっと噛まれたくらいなら大丈夫です。
そもそも攻撃性の低いヘビですので、滅多に噛むことはないです。
噛まずに威嚇したり、死んだふりをします。
もし咬まれた時は、傷口を流水で洗い消毒をしましょう。
傷口を擦ったり絞ったりせず、ただ洗い流すだけにします。
そして病院では外科を受診しましょう。
飼育に必要な道具は?
ケージ
爬虫類用の飼育ケージが売られていますが、プラケースでも大丈夫です。
45cmくらいのサイズで良いでしょう。
隠れ家
隠れたり脱皮の際に使いますので、必ず用意しましょう。
ウェットシェルターを使えば、湿度を保てるので脱皮不全を防げます。
床材
新聞紙やキッチンペーパー、ペットシートが手軽でおすすめです。
見栄えを気にするなら、ウッドチップもおすすめです。
水入れ
飲み水だけでなく、脱皮の時にも使います。
体ごと水に浸かるので、中でとぐろを巻けるサイズが必要です。
保温器具
床に敷くタイプだけでは保温しきれない場合は、天井に取り付けるタイプも使いましょう。
サーモスタットを使って、温度管理をしましょう。
餌
ピンクマウスやカエルを与えましょう。
冷凍のピンクマウスなら、冷凍庫で保管出来て便利ですよ。
シシバナヘビの頭より少し大きいサイズを与えます。
最後に
可愛い顔で人気が高まっている、セイブシシハナヘビについてまとめてみましたが、いかがでしたか?
セイブシシハナヘビには、弱い神経毒があります。
滅多に咬むことはないですが、飼育するには注意が必要となります。
いつまでも咬みついてままだと毒が効いてくるので、咬まれている部分ごと水に浸けてヘビが驚いた隙に外しましょう。
ハンドリング用に手袋を用意しておくと良いでしょう。
きちんと接し方を心得てから飼育すれば、素敵な相棒になってくれますよ。
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