ペットとして飼育する人が増え、知名度が高まったフェレット。
一時期大ブームとなりましたが、その後も人気は持続しています。
今では飼育書も充実して、診察してくれる動物病院も増えています。
そんなフェレットには、かかりやすい病気があるようです。
ここでは、どんな病気に気を付けたら良いのかまとめてみました。
三大疾病には、特に注意!
ペットとして人気のフェレットですが、実は病気に掛りやすいという一面を持っています。
色々な病気があるのですが、特に掛りやすい三大疾病についてまとめました。
インスリノーマ
中~高齢のフェレットに見られる病気です。
膵臓に腫瘍が出来ることで、主要化した膵臓から多量のインスリンが分泌されるようになります。
インスリンは、血液中の糖分を細胞に取りこませる働きをしていますが、これが多量分泌されることで血糖値の低下に伴う、様々な症状が現れます。
症状
ボーッとしていたり、よく寝るようになります。
なかなか気付かない症状なので、よく見ていないと初期での発見は難しいかも知れません。
次第に、ヨダレが出たり、口元をこすったり、震えや失禁、後ろ足のぐらつきなどの症状が出てきます。
もっと進行すると、意識障害、けいれん、昏睡状態などの症状が出ます。
治療法
外科治療では、腫瘍摘出でインスリンを減らします。
内科治療では、ステロイド剤などで血糖値を上昇させたりします。
副腎腫瘍
副腎腫瘍から、性ホルモンが過剰分泌される病気です。
日本でペットにされているフェレットは、殆どが去勢・避妊手術を受けているので、ホルモン成分の行き場がなくなったことが原因です。
症状
尻尾から、お尻、脇腹に向かって、左右対称に脱毛が始まります。
オスは前立腺肥大で尿が出にくくなります。
メスは、陰部が肥大することがあります。
治療法
外科手術で腫瘍摘出、または内科治療で投薬するかどちらかです。
リンパ腫
リンパ球がガン化する病気で、高齢になると掛りやすいです。
全身のあらゆる場所で起こる病気ですので、発見が難しい病気と言えるでしょう。
症状
リンパ節が腫れたり、元気がなくなったり、食欲不振や発熱、下痢、血便、嘔吐などが見られます。
治療法
抗ガン剤治療による、延命治療となります。
一生治療を続けなくてはなりません。
その他の病気
感染症
フィラリアやジステンパーといった、犬の病気にも掛りやすいです。
ジステンパーは致死率100%とされています。犬ジステンパーのワクチンが有効です。
またインフルエンザのうに、人間から感染したり人間に移す病気もあります。
最後に
可愛いフェレットと暮らす事になったら、出来るだけ長く一緒に居たいと思うものです。
家族の一員であるフェレットですから、病気になったらいち早く気づいてあげたいですよね。
初期症状が分かりにくい場合もあるのですが、病気についての知識を持っていれば気付く可能性も高まります。
フェレットを飼う前には、診察してくれる病院を探しておきましょう。
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